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他業界

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補聴器

補聴器のあるメーカーを見学に行ってきました。 カスタム品を製造するメーカーで、値段も随分高いものです。 なぜそんなに高いのか、という疑問を持ち続けていました。

補聴器は小さなマイクとスピーカー、それにアンプから構成されています。 そのミクロの電子部品を耳の穴の形に合わせたプラスチックのケースに入れて完成となります。

カスタム品は耳の穴の形をとり、それから実際の補聴器の外側を製作します。 手仕事の製作工程でそれが補聴器を高価なものとしている原因と考えていました。 しかしその部分のコストは小さく、中野電子部品=ワンチップのアンプが高いそうです。

LSIに詳しい人に聞くと大きさにこだわらなければ1個何円のものもありますが、小さく製造するには相当効果になるようです。

確かにパソコンに入っているCPUはどんなに耳の穴が大きくても収まらないものです。 耳にはめ込むタイプは小さくするために高価になりますが本体がそこそこの大きさのものでポケットに入れるタイプは相当安くなります。

デリケートな機器で音を出す以上電子部材は密閉状態ではないので水に落とすと故障するようです。 補聴器が普及しないのは値段、メンテナンスいろいろな要件があるようで、上手く解決すれば大きなマーケットとなりそうです。

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[他業界]

医療業界

ファーストりティリングがグローバル企業への転換を急いでいるようです。 G1と呼ぶ新情報システムを数百億円投資して導入し、年間200~300店出店し、アジアで生産、アジアで販売、そのために海外職員はTOEIC700点を目指させるようです。

300店出店するならほぼ毎日1店出店し、アジアでということになればどこの国やエリアでは何が売れる、それはどこで製造し、何日で配送する、といったシステムが先ほどのG1だそうです。

そのスピードは自動車産業や家電分野より速いスピードで世界に出てゆこうとしているように思います。 先日婦人向け衣料品カタログ販売の大手の人と話をしてきましたが、衣料品がカタログ販売、店舗販売、ネット販売入り乱れているところが興味を持ちました。

カタログ販売は廃れるだろうと想像していましたが、その会社はネット販売も手がけているもののカタログに固執しています。 上の年齢層では紙媒体が馴染みやすいのでしょう。 私もその会社のカッターシャツをネットで買いましたが良くも悪くも無く、高くも安くもないように思いました。

ユニクロは最近カジュアルウェアを買いに行くと生地が安っぽくて買う気がしませんでした。 日本人は丈夫で高品質のものを好みますし、1年たてば捨ててしまう衣料品に関心が薄いのかもしれません。

どちらの会社も売上伸張率や売上営業利益率は高く、構造不況といわれる衣料品分野で効率化を図って儲かっています。 しかし日本のマーケットが小さいので、商店街の洋品店の客を奪うことで成長できる余力がなくなってきたからユニクロは海外展開を急いでいるのでしょう。

何かが何かに代替するスピードは速く、スマートフォンが売り出されるとパソコンが売れなくなり、省エネ車が発売されると町に溢れ、ガソリンスタンドの売上は減少します。 LED照明は蛍光灯に瞬時に取って代わり、紙の新聞は近い将来に無くなるでしょう。

日本の公務員は国も地方もシェイプアップして激減するでしょうし、学校や美容院も大きく様変わりしてゆくと思います。 私が従事している医療・介護は厚生労働省が複雑怪奇なシステムを作り上げていて、そのまま発展するとは思えませんが、つまり複雑なものを作ることで古いシステムを残すことが国家官僚の常套手段でした。 例えば煩雑のきわみの税法は税理士という専門職と税務署員を養うためのものと批判されても反論しにくいでしょう。

この辺がシンプルになれば先ほどの大体も一気に進んでいくことになると思います。

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イノベーション

日本経済新聞に成功の法則という連載があり、『イノベーション』という代とるで面白い記事が出ていました。 マツダの『スカイアクティブ』というガソリンエンジンの燃費改良技術開発の話です。

非ハイブリット技術でリッター30km(10・15モード)の燃費を達成したのがこの技術だそうです。 房大手メーカーのハイブリッド開発は千人体制だそうですが、この『スカイアクティブ』の開発は20~30人体制で行ったそうです。

開発チームによればリッター40キロメートルは視野に入っているそうです。 私はオートバイに乗るのが趣味で、今は230ccのヤマハの単気筒バイクに乗っていますが、市内走行で25km/Lで、ツーリングで最高の記録が37km/Lです。 マツダのデミオはおそらく1300cc4気筒のエンジン、車重は1tを超えていると思います。 私が乗っていたホンダのCB1300は1300cc4気筒のエンジンで、フューエルインジェクションを搭載していますが、燃費はリッター15~20km、60km/hの定値走行でも25km/Lです。

オートバイはもともと車重も軽く、燃費を配慮してエンジンを設計していませんが、車重で1/4ですからデミオの40km/Lは夢のような話です。

製造業の巨大企業は大組織での開発を行いますが、なかなか独創的な発想が生まれにくいのではと思います。 もちろん独創性だけではイノベーション的な技術開発は困難かもしれませんし、大組織による開発で巨大企業は成功しているから大組織の開発部隊を編成しているのだと思います。 たまたまマツダが技術開発に成功したので日本経済新聞社も取り上げたのでしょうが、最近のイノベーション的な技術による製品の代表例としてスマートフォンがあると思います。 故ジョブズ氏がおそらく開発コンセプトを考案したのでしょうが、開発の中枢は少人数であったのではと思います。

大体千人の開発体制で千人を手足のごとくコントロールできるのか、初めにガソリンエンジンとモーターの組み合わせでガソリンエンジンだけより燃費のよい車というきわめて困難な複合技術開発に取り組んだから大層な事になったのでしょうね。

私は会社で課題や方向性だけいいます。 営業組織で「売上・利益を増やせ」と指示した場合、店長は一人当たりの生産性を上げるか営業員数を増やすか選択は自由です。 営業の生産性を上げるのは至難の業です。 一方増員すれば人件費が上昇し、利益を圧迫する可能性があります。 担当管理職はあらゆる方法を考え、実験し、成功すればその方向で進みます。 おそらくマツダも燃費のよいエンジン開発ということが課題で、あまり注文がつかなかったのかと想像しました。

新聞の解説は「人がいなかったから成功した」となっていました。  それも正しい原因分析なのでしょうが、物事をシンプルに考えることがいかにイノベーションに繋がるのかという見本に思いました。

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パナソニック

パナソニックは三洋電機の買収やパナソニック電工の実質敵名吸収で巨大化し、リストラも進められています。 このようなM&Aは最終的には企業体質の強化に尽きると思われますが、最近の話題は人的リストラ、TV事業部の縮小などが続いています。

今回のリストラ策は35万人いる従業員を1万人減らすもの、その対策費が5千億円と報道されていますので桁外れの荒業です。

極端な円高は偶発的なのでしょうが、個人的には永続するものでは無いと思います。 パナソニックが過去に本格的なリストラしたのは先代の中村邦夫社長の時だと思いますが、輸出企業が為替リスクを想定したり、世界での生産戦略を考えるのは当然として、想定外であったということでしょうか。 この言葉は東北の震災で何度も使われましたが、日本電産の永守氏がバンコクの洪水対策として「これを機会にさらに発展を目指す」というコメントとは対照的で、永守氏は想定外かどうかは別にして将来に向けた戦略を加速したように思います。

日本企業のトップは企業文化の中で施策を打ち出しコメントしますが、コメントを聞いている限り環境変化に対処しているのか企業文化に対処しているのか見えるように思います。

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任天堂

任天堂が今期初の赤字200億円を計上するそうです。 私の実家は薬局で雑貨屋でスポーツ洋品店で、用は何でも屋を営んでいました。 任天堂といえば子供の頃、トランプや花札の会社として実家の店頭にも並んでいました。

私が20歳代後半にTVゲームが任天堂から発売され、一世を風靡しました。 トランプのメーカーが弱電製品のゲーム機を作ることに違和感は余りありませんでした。

その後ソニーが参戦し、プレステーションを発売するにいたって実はトランプなどの延長線上にあるおもちゃの類ではない新しいマーケットという認識が一般化され、パナソニックなどの参戦・撤退を尻目に任天堂は巨大企業に成長しました。

そして円高、スマートフォンの普及、無料ゲームサイトの普及で一気に売上が減少し、赤字に転落したそうです。 任天堂はアップルより先にスマートフォンを開発できたように思います。 そうすれば株式時価総額で世界一の企業になっていたのではと思います。

任天堂が次の一手を打てない場合は衰退しか無いと想像しています。 主力商品のニンテンドー3DSはもはや子供だけのおもちゃではなく、電車の中でも大人が遊んでいます。 それが最近はスマートフォンで大人がゲームをしています。

マーケットの変化はすさまじく早いですが、今から振り返るとその兆しは各所に現れていたのかなと思います。 ドラッカーの本に書かれていた『すでに起こった未来』の把握がイノベーションの要であることはこの数年のマーケットの観察で納得いくことでしょう。

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やらせメール

電力会社は公共性が高く、いろいろ問題が起こっても電気の購入を住民がボイコットすることは出来ません。 それゆえやらせメール問題が表面化し、第三者委員会が調査結果を発表しても「それはそれ」という九電の対応やほぼ問題の発端とされた佐賀県の古川知事の態度、九電の松尾会長の発言など、不可解な事態が続いています。

枝野経済産業省は「自主的なコメントもとめる、九電の人事に口出ししない」という発言に対し政府と協議して最終報告書を提出するとしているが、自主的といっているのに経済産業省官僚と競技するところが不可解であります。

もちろん真実は解らないにしても電力会社は企業としてまともな意見を出せばよいのではと思います。 ここまでになって良識ある対応をしなければすべて怪しく移ると思います。

第三者委員会の郷原弁護士が大阪府知事候補に取りざたされるのも不思議で、TVに出れば正義の使者ならもっと多くの優秀な政治家が管理用から登場するのではと思います。 マスコミは今の政治家を小粒と批判していますが、マスコミが思う大粒の政治家候補を発掘すれば政治もよくなるのではと思いました。

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米国特許法改正

米国特許法は先発明主義で長年運営されてきました。 一方他の国は先願主義で運営され、制度間の問題がありました。

発明の権利者は誰かという問題で、先発明主義は先に発明した者に権利が在り、先願主義は先に発明を当局(日本では特許庁)に出願した者の権利になります。

昔、この違いがなかなか理解できませんでしたが、あるとき法務雑誌に掲載された話(学術論文ではなくよもやま話)で、『アメリカでは発明家が何か発明したとき、その内容を文書にして自宅に投函するそうです。 そして自宅に届いた封書を大事に保管しておいて、同じ内容のものが出願されるとその発明の日時が自分のほうか古ければ異議を申し立てる』という記事が掲載されていて、成る程と思いました。

特許出願は日本においても1件数十万円かかります。(私が実務をやっていた20年位前なら30万円くらいでしょうか。ただし出願書類を自分で作成すればで、特許性があるかどうかの調査や出来るだけ権利を広く出願するための出願書類の作成には別途膨大な費用がかかります)。 とにかくどんどん発明して出願するには膨大なコストがかかり、それが実利を生む確率は相当低いと聞いています。

先発明主義ではあとからでも出願を覆せる可能性があるので、先願主義における物量作戦(コストをいとわず出願する)に町の発明家が対抗できる要素があるというのが先発明主義擁護論です。

どちらの制度にも長所・欠点があり、米国の改正は世界標準に合わせようというもので、好ましい方向と思います。 また米国においても知的財産の取り扱いをめぐって新たな問題が起こっているのかもしれません。

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不動産業

脱サラで不動産業を始めた人の話が雑誌に掲載されていました。 その人は勤め人の性として時間の制約から逃れる為に始められたそうで、年間1万件を調査し、千件の資料請求をし、100件の現地調査、10件の買い入れオファー、それで一件買えればと言う投資をされています。

これだけの調査も大変でしょうが、節税対策やこまごました管理は煩雑で、話を聞く限りサラリーマンのほうがラクではないかと思えます。

防犯上のためにモニターカメラ付自動販売機の設置を何社も検討し、条件を比較したりされるそうです。

別の人は自分のマンションに高齢者を入居させておられますが、独居の方が多く、安否確認の為毎日水道メーターをチェックしているそうです。

独居の人が孤独死すると長期に発見されず、発見された時は腐乱死体になっていて、警察は本人確認できるまで現状維持を指示しますし、独居していることから家族関係は悪く、遺族は関与したがらない場合があるそうです。

管理会社ではそのような案件の時にはご遺体を処理したら内装を全部はがして消臭加工し、内装を一からやり直すそうです。 こうしてみると不動産業、特に家主業は大変で脱サラしてやるような仕事かと思いました。

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メーカーの横暴

ある電器メーカー系列でトイレをリフォームしてもらい、2年が経過しました。 アクセントにしたライトが切れたので、切れた電球をもって日本橋にある電気屋さんで照明専門店を3軒聞いてまわりました。
「これでは解らない」というのが共通の返事でした。 照明器具専門店で解らないようなものを使うな、と思いました。 全くユーザーを馬鹿にした話で、そこのメーカーは「照明日本一」と豪語するバカなメーカーです。

メーカー戦略として同じ金口のバルブであれば他メーカー品に代替する可能性があるとか、理由はあるのかもしれません。 しかしユーザーがお客で自らの満足やショウケン確保であればーざーは離れてゆくばかり、ちなみにリフォーム業界ではこのメーカーは評判が悪く、私も嫌いなメーカーなので照明等の話題では決してよくは言いません。

マスプロダクションの利点は大量生産による利益の最大化ですが、私のようなユーザーを敵にすればいずれ傾いてゆくものと思います。

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療養ディサービス

療養ディサービスを見学に行ってきました。 ディサービスは要介護の高齢者が車での送迎で施設に行き、入浴したりケー無や軽い体操などのレクレーションと食事というのが一般です。

療養ディサービスは退院直後の人が自宅療養する上でディサーヒスを受けるというものです。 施設にはベットが並び、カーテンで仕切られ、病室のような雰囲気です。

利用者によっては人工呼吸器が必要な人もいて、在宅に設置された呼吸器も本人と一緒に運んでこられるそうです。 勿論本人は車の座席座ることができない場合が多く、ストレッチャーで搬送されるそうです。

入浴が困難な人が多いので必ず入浴というわけではなく、困難なケースではストレッチャーに乗せられた利用者がシャワーを寝た状態で浴びるシャワー浴との事です。 高齢者で入院後医療処置を受け、急性期を過ぎた患者は退院することになりますが、人工呼吸器や胃ろうの人などは特に自分で何も出来ない場合が多いのでこのような施設は無くてはならない人がおられるようです。

経営者いわく、制度はあっても儲からないのでやるところは少ないとのことでした。 自分がそのような状態になって、なおかつ一人暮らしでは不安な日々を過ごすことになりますが、制度の狭間で大変な日々を過ごすかと思うとぞっとしました。

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