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仕事の進め方

 仕事の手際の良い人がいて、何とか参考にしたいと思う事があります。 仕事のやり方で自分と何が違うかを観察していると資料整理がきちっとしています。 資料が何処にあるか分類されファイルされています。 ファイリングはずいぶん工夫しましたが上手く行きません。 そもそもファイルの量が多く、何が何処にあるかわからなくなってしまいます。

もう一度良く観察してみると整理の上手い人はそもそも多くの資料を溜め込んでいません。 PCをファイル場所として上手く活用されています。 私はホルダー管理が下手で紙資料同様多すぎるのが問題と気付きました。どうもポイントは資料の廃棄だろうと思いました。 資料を廃棄するポイントがあり、それぞれの資料をよく読みこんでからファイルするなり廃棄するなりする事が重要だと思いました。 つまりは仕事の目的に必要な資料はそれほど多くないということでしょうか。

仕事は多くの因果関係の中にあり、関係を切り離して考え難い場合が多くあります。 管理職の仕事や経営に近い仕事では関係が複雑で、切り分けを上手くやり作業に落とし込めたら単純ですが、切り分けが結構難しいです。 切り分けの作業は経験とセンス、それがあって資料整理も上手く行きます。

有名な経営者の仕事のやり方をみると資料を丹念に読み込み分析して進める、仮説を立ててすすめる、二つを組み合わせています。 前者は整理分析能力、後者は経験やセンス・発想力が問われます。 私は優れているかどうかは別として後者に偏重していて発想の飛躍から周囲の人に伝わらない場合があります。 上手く仕事を進めるために一人でやれることは限られています。

他人が納得し、協力して貰うには資料を分析して証拠を示す必要があり、因果関係だけから方向を示しても共鳴されにくい事に気付きました。 良い成果を生んだとしても賛同されなければ何も進まない、仕方なく自分で作業し成果を見せ付けるのが説得力のある方法ですが、スピード感はありません。

 

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