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[人間関係]

共感と同調

 経験したことのないことが起こった時、決まっていないことを決めようとするとき、一番自己主張の強い人が常識的な提案をします。 常識的とは受け入れやすい意見で、それゆえその意見に『いいね!』が周りから連発されます。

それは同調であり、共感ではないと解説がありました。

では共感とは何か、共感とは『他者に寄り添う技術であり、態度・技術である限り身につけられるもの』と解説されています。

前出の経験したことのないことに対する常識的な意見は、皆が同調することを狙ったものですから同調者は自分の意見をもっているわけではありません。 追従しているだけです。 よく追従する人は自分の意見を持たなければ追従しやすくなりますし、同調されやすい考え方に磨きを掛けます。 つまりは同調するのもされるのも技術であり、共感と同様身に着けられるものです。

一方共感は他者の意見に寄り添うわけですから追従ではなく、その意見をわれとわが身に置き換え不都合がないか検証する事なので受け入れやすいかどうかではなく、その意見は本質的に正しいかどうかの判断になります。

同調と共感から話が始まり、追従者と本質を突いた意見に寄り添う人、そして受け入れやすい考えと根本的なことに根ざした意見と話題がねじれてしまいました。

せっかく同調と共感に焦点を合わせようとしても現実に照らし合わせれば追従者の不愉快な思い出、無能な自己主張者への敵意が頭をもたげたのがねじれの原因です。

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