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秋田の今

能代(秋田県)の家にバイクで半年ぶりに帰りました。 1,000㎞弱を250ccの小型バイクで高速を使わず1泊2日での旅です。 燃費の良いバイクなので 23ℓのガソリンで走破しました。 少し時間に余裕があり、かつて山スキーで滑走した鳥海山のブルーラインを中腹まで寄り道しました。 写真は紅葉の始まった頂上方向の樹林です。

鳥海山は独立峰で富士山のような形をしており、山頂からは鉛色の日本海が望め、そこに向かって滑ったことを思い出しました。 秋田も昼の気温はこの時期でも30℃近くになりますが、夕方は急に冷え込み最低気温が10℃から15℃くらいになるので夏用のメッシュのジャケットでは寒く感じます。

オフロードのバイクなので2日後には白神山地最深部の林道を走りました。 白神はブナの自然林の大群落かと思いきやブナの群落は一部で、進入禁止されている保護区に多く見られるかもしれません。 林道沿いに一部群落があり、近畿ではお目にかかれない気持ちの良い林でした。 地元で知り合ったハイカーもこのブナ林に入山しており、ハイカーの間では人気の場所のようです。

能代の人はなぜ大阪から移住するのか同じ質問を受けます。 バイクで走っていて能代に近づくと広い平野の周辺部は低い丘が何重にも連なり、ひれが林になっています。 そしてその奥に低山が取り囲んでおり、北方向は白神山地を見ることが出来ます。 高い建物がないので空が広く田んぼの黄金色や周辺の林の緑、さらにその奥のかすんで見える山並みに気持ちが落ち着いてきます。 大阪より東に位置するので日没は30分ほど早く、夕方の人口光は少ないので寂しい秋の夕暮れになります。

能代の人はこの美しさに価値を見出していないようです。 しかしよそ者が地元の人に言う事かと思います。

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