監査役BLOG

カテゴリ

[プライベート]

家の近くのツーリング

秋田の田園風景です。 稲の刈跡が残る田んぼの広がりと奥に林が見え、そのまた後ろに冠雪した山の頂が雲に覆われています。 秋田で幹線道路を外れると広大な田園風景と丘があります。 この写真ではわかりにくいですが近畿地方の田園地帯と比べいくつかの違いがあります。 まず田んぼ一枚の面積が広いです。 私が学生だった45年前の1枚の田んぼの面積は大阪で1反もあれば広いと思いました。 1反は300坪、約1000㎡、10アールです。 秋田で見かける田んぼは1枚がその10倍であったりします。 100mの広さです。 写真の田んぼもかなり広いですが周りの軽視で広さが実感できません。

写真では建物が移っていません。 送電線の鉄塔もなければ道路も映っていません。 景色の中の人工物が少ないです。

三つ目の違いはその広さ、奥の山すそまで10㎞以上の距離があります。 この田園地帯を時速60㎞で10分走って田園の端まで行くと丘があったりしてまた広い田園風景になります。 農道ですから車とほとんど出会うことはありません。 例えば谷合の5㎞四方の土地であれば25㎢、1haの田んぼが2500枚、田園地帯の片隅にこれらを耕す農家の方の住まいが集まっています。 それゆえ人工物はあまりありません。 このような集落が10か所で大阪市くらいの面積になります。

写真は実は家から160㎞離れたところで、後ろに見える山は2,236mある鳥海山、東北では有数の高い山、東北には私の知る限り岩で蔽われた高い山は少ないと思います。 耕作された田園は丘陵に囲まれ、そこには杉が生えています。

広い田園とその集落が果てしなく続いていると錯覚するのが東北の風景と思います。 広大な景色は北海道をイメージしますが、東北は別の意味で雄大な田園風景を見せています。

写真をもう一度見て頂ければここでチャンバラ映画の撮影があってもおかしくありません。 しかし北海道の景色の中でチャンバラ映画は背景が合いません。 東北の田園地帯は日本の田園地帯の原形が色濃く残されているように思います。

家の近所も似たようなところがあり、オートバイのツーリングはとても爽快です。 大阪にいると近畿地方で田園地帯を目指してツーリングに行ってもこの爽快感は味わえません。 たまに気持ちの良い田園集落に出会っても5㎞四方に農家100軒というようなところはありません。 比較すれば箱庭のようにも思えます。

東北の春は短く、今でも丘陵地では雪が残っていますが、ひと月後には桜が満開になり、夏になってゆきます。

コメントを残す

[プライベート]

バイクツーリング

 2月末に雪掻きのシーズンも終わったのでシニア割引を利用して帰阪しました。 すぐに電話がかかってきて戻ってこいとのこと、大阪の用事を済ませて日本海側の天気予報を見ながら21日春分の日にバイクで秋田に戻ることにしました。 防寒性能の高いライディングスーツを着て朝の4時に出発すると京都までは良かったのですが滋賀から福井への峠越えの寒いこと、滋賀県側は深い積雪で低温でした。

福井県はまだ暖かでしたが石川富山は寒く、コンビニによってはコーヒーを飲みながら体を温めていました。 メットの中で鼻水は垂れてくるは手足の指はかじかむはで辛い走行になりました。

やっとの思いで新潟県燕市の宿に到着、650㎞の走行でした。 途中親知らず付近で雨が降り出し寒さもひとしおでした。 翌日用心してユニクロで買った厚手の靴下とユニクロのヒートテックの肌着を着て8時まで待って出発、新潟県中心部を高速で抜けようと北陸道を利用することにしましたが皆高速で走り、スピードを出すと寒さが厳しくなります。 日通のトラックの後を80㎞/時でついて走りました。

村上で降り、海岸沿いをひたすら北上、海の先に白い大きな山が見えてきました。 鳥海山です。 かつてノルデックスキーで山頂から滑った思い出の山です。

16時には家に到着、早速温泉に浸かりに行くとかじかんでいた手足の指はチクチクとお湯の熱さがしみます。

能代市は人口5万人に対して大阪市の二倍弱の面積です。 過疎が進んでいて大阪市に比べ事前が豊かである代わりにすかすかです。 都市部から移住してきた人は何もないと嘆いていますが、不満を言えばきりがなく、優れたところを探せば退屈することなく豊かに暮らせます。 次回は能代市の優れた生活を紹介してゆきます。

コメントを残す

上に戻る