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 東北の春は短く、雪が融けるとあわただしく夏に向かいます。 つかの間の季節ですが、雪と強風に閉ざされた冬が透き通る青空の元春の兆しを運んでくることに感動します。

春を見に行こうと白神のフナの森公園にバイクで向かいました。 標高で100mほど登ったところで林道は除雪されておらず、一面べったりと雪に覆われています。 家では20℃を超える気温で暑いくらいでしたが、ここでは写真のように一面の雪で、道路の斜面の雪が融けたところにはフキノトウがたくさん出ていました。 持ち帰り、みそ汁に入れてみると苦みがあり、少しですが舌が痺れるような感じがしました。

写真の場所は白神の南端、里山になっていてこの先の林道終点がわざわざブナの森公園となっていて近世には人の手が入っていたものと思われ、写真のように杉が山を覆っています。

行き止まりの林道が通れるようになるのは1カ月くらい先のことと思います。 知り合いに山菜取りに行く人がいて聞くと5月連休ころに根曲がりだけを取りに行くとのことでした。 山菜もとれる場所が決まっていてそこに車で入れる時期に行くのだそうです。 根曲がりだけは笹の目で、一日でリュックに一杯取れるそうです。 この時期になるとローカルのTVニュースで山菜取りの高齢者がクマに襲われる話題が毎週報道されます。 秋にはキノコ狩りで同様のニューズか出てきます。

家から30分で行ける豊かな自然は秋田ならではで、山の入り口に立つ家はほとんど廃屋になっていて、これからますます本来の自然が広がってゆくことになります。 うまく自然回帰がなされればよいですが手入れのされない状態が続けば山はあれたままかもしれません。 厳しい気候は事前の回復に悠久の年月を費やすことになります。

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