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捨てる

引っ越しを考えています。 今住んでいるマンションは広く家賃も高いので狭くて家賃の安いところに越したいと思っています。 50㎡以上80㎡以下、広いリビングと寝室一部屋が理想です。

私は広く何もないところでボヤっとしているか、狭くてごみごみしているところが落ち着きます。 できればどちらの空間も欲しいところです。 山の中の一軒家に暮らすなら一部屋の小さい家でも暮らせます。 都会の中心で暮らすなら少し広い空間のある部屋がほしくなります。 この気持ちはだれでも同じと思います。

今住んでいるマンションのリビングは広くソファーとテーブルがあるだけです。 TVも音響装置もありません。 普段いる部屋は狭く、自分の持っている書類、本、衣類のほとんどが詰まっています。 さらに最近エアロバイクがあり、狭い部屋の中で動くのは大変な状況です。 PCやCD playerも置いてあり、音楽を聴きながらエアロバイクを漕いだり、本や日本経済新聞を読んだりしています。

もともと持っているものは少なく、服もあまり持っていません。 引っ越しするならさらに物を減らそうと考えています。 シーズンに一度も着なかった服、気に入らない服、読まない本、何かの記念においているものなどです。

例えば手帳、私は年1冊のB5判手帳を使いますがほぼ全ページにびっしり書き込まれています。 書くことに重きを置いていて書かれた記録を保存しておく意味は薄いです。 これが20年分20冊ほどありますが毎日記入に1時間程度使うので20年で7千時間分の記録、何の役にも立たないものの捨てるに忍びないです。

張り切って買った高額のスーツ、傷んでは困るとあまり着ないうちに流行遅れになったもの、イケアで買った事務机、天板を伸ばす事が出来る優れもの、リビングのテーブルで代用できるので気に入っていても廃棄となります。

自分が書いたもの、書籍、家具、衣服、それぞれ廃棄上の優先順位があり、着なくなったスーツとある年に使った手帳、どちらが廃棄優先が高いか悩みます。 いつも質の違うものを比べて悩み廃棄に手間取ります。 最後は思い切っているだろう物も捨ててしまい、あまり後悔していません。

捨てるくらいなら買わないでおこうと思いますが、買い物は楽しくつい買ってしまいます。 すべての必要な物を買う事が出来なければ自分で作るより仕方なく、机が必要なら机を作ることになります。 その机が生活の変化で不都合になったとしても自分で苦労して作ったものなら捨てずに置いておくでしょう。 物の価値は費やした対価で決まり、それが労働(自分で汗をかいて作ったもの)なら対価は実感できて、単にお金を払っただけなら対価の実感は薄くなります。 収入が大きくなれば対価の実感はどんどん薄くなるでしょう。 今住んでいるマンションは高収入の人が多く、ゴミ捨て場はまだ使えそうなものがたくさん捨てられており、そもそもごみの量が多いです。

もし収入が大きく減少すれば物を大事にしてゴミは少なくなるでしょう。

多くの物に囲まれて生活することが豊かさを感じる人がいます。 想像ですがゴミ屋敷に住む高齢者は普通の人から見ればごみに囲まれていて安心し、豊かさを感じるのではないでしょうか? その高齢者は預金通帳に使えきれない残高があってもワンルームマンションで生活に最低限の物しかない生活を豊かと感じないでしょう。

いつもながら話が脱線しましたが、偉そうに言って私自身引っ越しのために物を捨てる事が出来るかどうかは単なる思い切りではなく価値観の大きな変化がなければ物を捨てるたびに痛みを感じなければならず、それを避けてバランスを崩せば認知症になったときにゴミ屋敷化してしまいます。

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