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ゼロからの起業

会社の代表を退いて、役員で残っている以上何かせねば、と思い起業のネタを探しています。 会社の組織上営業本部という部署が担当しているのですが、会社としては非正規プランを出してみようという事です。

やはり自分が過去から温めていたことが中心で、本ブログでも紹介しました田舎暮らし、CCRC、障碍者雇用、などのキーワードが出てきました。 最近ではゼロからの起業ではなくM&Aでもよいのではとも考えています。 購入した事業を過疎地で運営する、必要な労働力はアクティブシニア、障碍者、さらには受刑者(受刑者の再就職は大変困難で、それが高い再犯率の元となっているようです)まで視野を広げています。

ネットで情報を集めると正しいかどうかは別として情報は集まります。 タラ、レバの話をしてネット環境をフル活用すれば過疎地に産業振興、雇用創設が可能となります。 雇用者のすべてが何か技術をもっているわけではないので技術の無い人の仕事として農業を起業することも情報が集められました。

事業化の一歩は道筋を明らかにすることですが、田舎に暮らす上で候補地選定が最初になります。 晴天日数が多く過疎化に悩んでいる岡山県が関西エリアに近いので候補としました。 白桃やマスカット、ピオーネ等果樹の産地でもあり、農業を基盤事業として考えやすいです。

岡山県の役所や農地管理機構の人の話を聞く機会があり、進められるのは後継者難の県中央部の山間地帯です。 温暖ではなく、畑作が多い印象です。

農産物は高く売れなければ労多くして益の少ない産業です。 農業統計を見る限り白桃やピオーネを作っている農家がそれほど儲かっていると思えません。 統計上高収益作物はシシトウだそうです。 以前イチゴをずいぶん研究しましたが、産地間競争が厳しく産地県の農業試験場が品種改良にしのぎを削っていて今年も受かったとしても来年儲かると限らない状況です。

そこで農産物を売ることを先に考えてはどうかと思いました。 ネットで八百屋の収益性について調べると悲惨な結果、農家と契約栽培をして産直で中間マージンを節約しても野菜や果物は単価が小さいのでそんなにもうかる商売ではありません。 契約栽培を大規模に行い、会員制宅配事業として成功している2社はNTTドコモ、リクルートなどが出資していて事業の将来性は世間も着目しているようです。 そこにゲリラ的に割り込む八百屋もないわけではないですがハードルは高く、利益は小さく、なおかつ不安定です。

田舎に暮らすアクティブシニアのシェアハウス構想からずいぶん風呂敷は広がりましたが、取りつく有望な島が今のところ見つかっていません。

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