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作業

前回の記事で人格を鍛えるために作業に専心すると書きました。 なぜ作業に専心すると人格を鍛えることになるか、どのような作業が良いのかを話題にしたいと思います。

人は何かを考えねばならないときに当然いろいろと考えます。 結論は一つ、考えは100通りみたいになります。 つまり99通りは選択されない考え、その99通りのうち選択してはいけない選択肢は多くあります。 邪悪な考え、効率の悪い考え、常識的でない考えなど組み合わせで考えてゆくと排除すべき考えが想起してしまいます。

結論は出さねばならず、出した結論に沿って行動を伴います。 もちろん何もしないという結論もあります。

些細な事でも悩んでしまいます。 例を挙げると昨晩通帳を記帳し、ちょっとした雑貨を買おうと思いつきました。 昨晩は雨がやんでとても寒く、帰宅した18時30分に思い出したのですがもう一度出るのは面倒でつらいと考えました。 おなかが空いていたのでとりあえず晩御飯を食べることにし、晩御飯の準備をし食べるか行こうかと迷い続けます。 食べ終わった直後、出かけることにしました。 ここでの唯一の結論はやらねばならないなら今時間があるので今であるというのが合理的な判断です。 寒い、面倒という迷いの原因となったことを捨て去ればすぐにコートを着て外出できます。 明日の予定を考えればわざわざ出向くより明日ついでに寄れるのですが、わざわざという徒労ではありません。

このように判断すれば大抵のことはすぐに99通りの選択肢は排除出来て行動に直結します。 たまたま晩御飯を終えてほかの優先すべきことを思いつけばそれを優先すればよいだけのことです。 選択しない99通りを考えてしまう時間の節約もありますが、選択しない99通りの方法は言い訳を考えているのと同じで生きる姿勢を後ろ向きにします。 日々の生活、たいそうに言えば人生には簡単に決めてしまって『しまった!』という事はたくさんあるでしょう。 私にもそのような経験があり、今思い返してその誤った判断はとうぜん不要な99通りを選択したことになります。

意思決定は自らの価値観に照らし合わせ、時々の目標に向かったものですからよくよく考えれば不要な99通りは排除できます。 後で考えて『しまった!』という判断は損得勘定など自分の価値観と違うバイアスがかかっています。

つまりはたいていの意思決定は複雑なものでも一意に決まり、たとえ損と思える事であっても自分の価値観に忠実でありたいと思うものです。 自分の価値観からずれるのは人から聞いた自分の価値観と異なる考えに基づいていますからその排除は無駄な考えを避けるため目先の作業に専心して暇にならないことと思います。

昔から『好事魔多し』と言いますが私は無駄な時間は魔が多いという事でしょうか。

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