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前2回のブログは人格を鍛える方法、そのために作業に専心する方法を解説しましたが、いったい何が言いたいのかわからない方も多かったでしょう。 ブログは公表しているとはいえ私的な日記、自分がこうだと思ってもうまく表現できない場合もあれば矛盾した考えが心の中に併存しているときもあり、ご容赦ください。

AIが話題をにぎわして久しいですが、AI以外のソフトウェアとの違いはインプット・アウトプットの関係でも説明できると思います。 通常のソフトは指示された通り結果を反映するものに対してAIは莫大なデータを参照しながら結果を導き出すもので、演算ではなく判断がなされる点です。

先日AIのベンチャー企業の幹部がAIソフトウェアのOSにあたるソフトを10日で書き上げ、無償公開したことが新聞で報道されていました。 AIソフトを構築するうえで利点はデープラーニングでいらない情報を捨てる機能が話題となっています。

人も同じ、頭の中でいらない知識、考えが浮かんで消えることを繰り返していますが、いらないものがなくなれば結論は早く導かれます。 このいらないものを頭から消し去る方法として作業に専心する、しかしテーマは考え続けるという事です。 強い意志があれば強制労働下でも考え続ける事が出来ます。 児童心理学者のビクトール フランクルはアウシュビッツの収容所で多くの事を考え、解放後優れた論文を書いています。 散歩しながら考えるのは欧米人の逸話としてよく語られています。

先程のベンチャー企業の研究者が10日でAIのOSを書き上げたのは長期にわたり考え続けていたという事でしょう。 おそらく優秀な研究者で、いらないことを自動的に頭の中から排除出来る訓練を積んでいるのでしょうが我々凡人はそうはいかず余計なことを考え、余計なことで自らの知能を満たしています。 しかし生きていくことや人格を鍛えるのは知能を停止するのではなく本来の課題に知能を働かせることです。 知識偏重の考え方は頭の中を辞典化して創造性を阻害するかもしれません。

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