監査役BLOG

カテゴリ

価値観

[価値観]

奇跡を求める人は祈り、成果を求める人は働く

表題はローマ帝国自体のアウグスチヌスの言葉です。 私自身は無宗教、とはいっても実家は浄土真宗ですが祈りとはほぼ無縁の人間です。

人が祈りを捧げるのは過去に取り返しのつかないことをした時、将来に向けて乗り越えられない困難に直面したとき、つまり絶望したときに祈りは捧げられると思います。 少しうまくいかなかったとき、宝くじを買ったときに祈りを捧げる人もいますが、心からの祈りは絶望したときでしょう。

無宗教の私としては絶望したときを振り返るとすさんだ状態で時間が経過していました。 祈りを捧げる対象があるのは絶望の痛みを軽くしてくれるのでしょう。

程度の差があれ努力が報いられると思えるのは希望があること、絶望状態ではありません。 困難だが一縷の希望を見出して努力し、状況が見えてきて絶望するのは小説やドラマでよくつかわれるパニックで、現実にも多くあります。

希望は努力が成果を見込めるからで、そもそも成果の見込めないことを希望しても意味は無く、出来る限り情報を集め、努力し、成果の見込めるであろう一番の高みを目指していきます。 そして達成できれば大きな達成感が得られます。 その瞬間も祈りを捧げることなく努力を続けられる人はきっと偉大な人だと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

上に戻る