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ひとり言

 一人暮らしをしていてふと過激なひとり言が口から出てきます。 大抵は以前怒り狂ったことを突然と思いだし、暴言に繋がります。

30年前に嫌な思いをしたことがその場の情景もリアルに思い出し、『やめろ!』などと言ってしまいます。 一人だから良いものの周囲に誰かいると不審に思われるでしょう。 あまりに古い事なので普段思い出したりそのことを言われても思い出せるかどうかの事なのですが、風化もせずに鮮明に出てきます。

私は記憶力が悪く、テストではいつも苦労していました。 たまに悔しくて暗記を努力すると今度はいつまでも忘れる事が出来ません。 なんでも一夜漬けで点数を稼げる人は覚えた後すっかり忘れる事が出来るのがとても羨ましく思いました。

私もある入学試験で苦手の英語だけで合格が決まるので何カ月が必死で英文翻訳を行い、受験者のトップクラスで合格したとき、私も賢くなったのかと誤解しました。 覚えた英語能力は瞬時に消えてゆきました。

そんな記憶能力の自分が突然30年前のことを鮮明に思い出すのは部屋の掃除をしていて30年前の手紙が出てきたようなものです。

自分の記憶の特徴の一つとして記憶したことがデフォルメされることです。 飼っていた犬が実は獰猛な顔をしているのに記憶の中ではとても愛らしい顔だったり、写真を見て違うと思うようなことです。

自分の記憶の蘇り特徴は自分の価値観の裏付け、価値観として今のタイミングで30年前のある事件を思い出さねばならないとかこの犬は実はかわいい顔をしているとか思いが影響していると思います。

誰もが見るもの、聞くもの、感じたものを正確に記憶していると聞いたことがありますが、いつどのタイミングで何を思い出し、考えの参考にするか各人の価値観でその人はそういう引き出し方が生きていく上で必要と思っているからです。 その人が実際に生きている『今』に適合しない価値観であってもにわかに変わることはないと思います。

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