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意思決定の本質は不確実性である

 AIの普及で多くの仕事がなくなると予想されています。 このことに関係した多くの記事を読んでいてAIが代替できる仕事の傾向を感じました。

仕事では課題に対して初めに調べて対応を検討し、最も確実な方法を選択し、実行します。 情報量が多い仕事ほど、課題の対処にスキルが必要な仕事ほど困難な仕事とされ、高い報酬が支払われます。 例えば医者や弁護士、情報量は他職種に比べて圧倒的に多く、調査と対処の方法(これも経験知という事で情報量に依存)に専門性の高さが裏付けられています。 そこにAIを投入すれば経験値がなくても確立を上げる事が出来ます。 もう少し情報量の少なくて済む税理士や公認会計士、その他士業の仕事は一部または全部がいずれAIに代替されるでしょう。

タイトルはドラッカーの言葉、確実性を強く求める人は経営者や軍人、船長などに向いていないと解説しています。 つまりは自然や不確定要素の多い仕事は意思決定が上手くいかないと示唆しています。 しかし経営者はいずれAIに取って代わられるという記事もあります。 ドラッカーの言う不確実性の高い仕事である経営者等は医者や弁護士、会計士に比べて意思決定の数が多く、そのほとんどは経験からつまりAIで代替可能な意志決定でしょうが、一部の意思決定はAIで代替不可能な意志決定が潜んでいる、と私は解釈しています。

すでに投資はAIが活用されています。 投資は事業経営の評価を金銭で置き換える仕事、多くのプログラムが利益を得ていますが、投資家が総てAIで投資するようになれば誰も儲ける事が出来なくなり、経営も総てAIが活用されればどの会社も大してうまく事業運営できなくなると思います。

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