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 昨日26歳で農機具メーカーに派遣社員で組立作業をしている男性と話しました。 初対面です。 バイクショップでたまたまお会いして話をしました。 自動車ディーラーの整備工をしていてあまりの長時間労働に退職し、バイクショップで農機具メーカーの人を紹介してもらい、派遣会社に問い合わせして努めている人です。

初めはツーリング先の話をしていました。 派遣社員にも有給休暇があり、30日休んで陸路北海道にツーリングに行かれるそうです。 ツーリング先からバイクの話、仕事、読書に至るまで初対面なのに1時間以上話し込みました。 それだけ感じよい方だったという事です。

面白かったのはその人が読書を趣味にしていて月に10冊ほど本を読まれるそうです。 最近の若い人にしては珍しいと思いながらも話の中で知らないことがあると携帯で検索されます。 情報収集については熱心な人と言えます。 ところが職探しでバイクショップのオヤジに教えてもらったところに就職されました。 26歳はネット環境にどっぷりつかった世代で、ネットで検索し条件の良いところを探す行動パターンを想定します。 この人も当然そうしていると思います。 紹介された農機具メーカーに派遣社員を派遣している会社に直接出向いて派遣登録しているわけです。

私の趣味のチャンバラ小説を読んでいると江戸時代は圧倒的に情報量が少ないです。 現代人がネットや新聞、TV、口コミで得られる情報量は江戸時代と比較すれば一万倍では済まないでしょう。

この人の情報の価値判断は信頼度で決めていて、ネットであふれている信頼度の不明な情報より信頼できる情報を選択したことになります。

有料職業紹介は求人と求職者のマッチングですから信頼度が求められる仕事ですが、現在のように売り手市場では求人側から見て信頼感はかなり低いです。 この信頼感は一部を除いて悪意のあるものは少ないと思いますが、基本的に質を担保しないスタンスです。

今後ネットビジネスでも質を担保するビジネスモデルが出てくるかもしれません。

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