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企業風土

 当社の理念はミッション『もっと元気に寝もっと笑顔に、きっと感動』、ビジョン『働きたい会社№1』そして行動指針であるバリューが続きます。 当社がこの理念通りでないことは当然ですが、強く目指していることは事実です。

この理念が出来たと同時に取り組みだしたことはコンプライアンスで曖昧だったことの整備でした。

当社の職種は当時9職種に分かれ、営業職とケアマネージャー職は予定残業手当がついてそれを超えると残業代が追加で支払われるというものでした。 この2職種を除く職種では残業は5分単位で計算されて支給されます。

営業職員は予定残業制のため残業時間を正確に管理しておらず30時間を超える残業について残業代が支払われていませんでした。 営業職員目管理職に対し残業時間をきちっと管理するように指示したところ10~20時間予定残業時間を超えていました。 そこで超過した部分の残業代を支払うようにしました。

残業の多い人は仕事が遅いか仕事が早いけれど多いかどちらかです。 管理職は仕事の遅い人に仕事の方法を教えて少しでも早く出来るようにしました。 残業代の支払いコストが問題ではなかったのですが残業することが好ましくないと認識する人が多く、無駄な時間をなくす努力がなされ残業時間が大幅に削減されました。 もちろん考え方で誤解している人がいて、いまだに自主的にサービス残業をしている人がいるようですが徐々に減っているものと思われます。

私自身始業時間の1~2時間前に出勤しますが、18時を超えて長く残業することはありません。 かつて勤め人をしていたころは一番最初に会社に来て最後に退社する生活でした。 そのような部署でそのような仕事のパターンでしたから何とも思わなかったのですが、今にして思えば無駄な働き方をしていたと思います。

営業職やケアマネージャー職以外の職種はほぼ18時に仕事を終え、さっさと帰ります。 最近50歳代で管理職として入社された方が『ほんとに18時にみんな帰るのですね』とびっくりしていました。 その人は前職では25年間ほど毎朝始発に近い電車で出勤し、終電に近い電車で帰宅されていたそうです。

規則通りになるべく残業しないで帰宅できる環境は利点が多いですが、一番の利点は時間管理を徹底できるようになること、そのための工夫をすることです。

採用面接で『当社のどこに魅力を感じましたか?』の問いの答えの多くが『研修制度が充実していること』を言われます。 研修を受けて自己成長につながることが本意のようで、自己啓発の書籍を読んでおられます。

私は自己啓発は文字通り自分が考え工夫すること、必要があれば工夫することでなんとかしてゆくプロセスが啓発と思っています。 それゆえ会社は時間管理を徹底するきっかけを与えることの意味を理解し、各人に適切なミッションを与えるシステム作りが重要になってきます。

その一歩手前まで来ている当社が働きたい会社№1というのはおこがましいですが、それを目指すプロセスは№1と自負しています。

 

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