[習慣化]
社員総会
当社は半期に一度社員総会を行ってきました。 15年くらいは続いていると思います。 始めた頃は社員数も少なく、皆お互いに知っていた中で施策の発表や業績の振り返りを行い、後は立食パーティになります。
現在は職員が180人を超え、総会の意味合いも異なってきます。 やっていることは同じなのですが、かつて150人を超えた人の前で今後の方針を発表するとき、過去の発表を読み返し、現在の状況を考え、将来に向けた方針を皆にわかるように5分にまとめ、100回くらい練習し、ボイスレコーダーで聞き返し、内容に違和感がないかチェックしました。
嘘も100回言えば本当になるということわざがあったように思います。 まさに100回唱える中で嘘っぽい将来方針も本当に思えてきて、気が付けば実現しています。 もともと嘘を言うつもりはなく、進むべき方針を練り上げているのですが、日々の会議の提案内容でもペーパーにして100回読んで腑に落ちるかどうかなどしていません。 だから総会のスピーチは自分の考えを練り上げ実現に向かう良き方法でした。
総会のスピーチは会社の方針ですが、自分の人生について真剣に考えてきたかと自問するときがあります。 私は現在65歳、90歳まで生きるとして後25年、子供が生まれ社会に出るくらいの期間が残っています。 誰でもそうですが毎日が未知の経験です。 私は今日65年142日目の日を過ごします。 残り25年は約9000日、自分の最終形を考えるようになりました。
最後の日まで何を目指し、そのために何を日々行い、どんな人になって死期を迎えるかです。 今は健康を維持したい、会社に帰属する間は何らかの貢献を果たしたい、その貢献はどのようなことで果たすか明確にしたい(最も会社におられる期間がいつまでかわかりませんが)と思っています。 怖くてペーパーにまとめる事が出来ません。 書いたことが5年で完成すればどうすればよいか? また書き直せばよく企業の長期計画も大抵は5年です。
とりあえず会社での貢献と健康維持を目標にしています。 貢献は日々経営に関わるペーパーを読んでいます。 経済新聞で紹介された経営に関する書籍などを読みます。 今朝なら5時に起きて、少し運動して体か温まれば数ページ読む、体か冷えれば少し運動するを繰り返します。 これから寒くなってもなるべく暖房を入れず、部屋を閉め切り体を動かして室温を2度上がるまで筋トレするなどです。
このような読書は実務ではほとんど役に立ちません。 しかし物の見方や頭のトレーニングになります。 65歳を超えて身につくか?と思う方がおられるでしょうが役に立たないけど身につきます。 腹筋は割れてくるし、腕は太くなります。 力仕事をすることがないので役に立ちません。 問題の中性脂肪値は下がります。
モノクロ写真のような日々ですが、かすかな希望と勇気が湧いてきて残り9000日への恐怖心が薄らいでゆきます。