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仕事の流儀

 ゴルフを始めて最初はティーグラウンドに立ちピンに向かって打ったことです。 コースが総てピンを見通せるわけではなく、見通せる限りにおいてですが、飛距離は人並みなのでボールの落下点には障害があります。 コースがそのように設計されていること等全く関心がなく、直線的に狙って打てばよい単純な遊びと思っていました。

結果的に障害であるバンカーなどに捕まることが多く、スコアは崩れます。 バンカーから打ち出すのは上手くなりましたがバンカーに入れない方が当然ながらスコアはまとまります。 急がば回れという事でしょうか?

仕事でも同じことが起こります。 目的に向かって直線的に進めば障害にあたります。 ゴルフの障害のように意図して作られたものではありませんがこれは仕掛けられた罠ではないかと思うようなものもあります。

そこで障害を予測し、障害の排除を目的にすることが多く起こります。 これは問題だから解決しなければならないという場合で、それが間違いではないのですが本来の目的が見失われると問題解決が総てになってしまいます。

ドラッカーが問題から出発してはいけない、解決しても元の状態に戻るだけだと言っています。 クレームが起こり問題になっていれば直ちに対応しなければなりません。 一歩踏み込みクレームが納品遅れにあり、担当が納品処理を怠っていたとすればその担当に注意して終わりです。 更に踏み込めば納品データのやり取りのタイミング、さらに踏み込めば納品完了チェックシステム、さらに踏み込めば・・・・と続きます。

トヨタが現場で『なぜを4回繰り返す』やり方をしていますがこれに近いものと思います。 トヨタのように徹底することが難しい事でしょう。

なぜをどの方向に4回繰り返すか? 私はこれが大事と思っています。 得てして楽になる方向だったり、ミスが減る方向だったりします。 結果ミスは減ったけれど煩雑さが実務の要請を超えることもあります。

ゴルフはこの点では単純で良いスコアが最終目的、初めのなぜで飛距離を伸ばすで止まってしまい、ボールを変え、クラブを変え、筋トレを行い飛距離は伸びたもののスコアが悪くなったという笑い話になってしまいます。

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