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AI

 採用面接でAIが当社の事業分野にどのような影響を与えるかが質問されました。

AIの話題は数年前から急速に展開してきて、金融、弁護士業、医療、コールセンターで活用事例が報告されています。

私のAIに対する知識は数年前に皆無で、専門家に質問する機会がありました。 『AIはソフトウェアです』が最初の説明でした。 であればせいぜい数億円のものかと思いきやいろいろな情報からその価格は記載されていません。 ソフト代よりディープラーニングにかかるコストが高いとか、そもそも実用に至るコストは算定不可能のように思えましたが、実用化されている分野をみれば大きなマーケットで採用されていることから相当高額であることは想像できます。

最初の話題に戻って当社が営む事業は相談業務が業務の中心であり、コールセンターの実働などを考えると技術的に可能性の高い分野であると思われます。 しかしマーケット規模は小さく、ケアプラン等数千億円のマーケットでAIが実働するのは相当時間が必要と思われます。 ケアプラン作成だけであれば技術的に可能性が高くとも利用者から情報を引き出すのは人の手が必要で、上手く情報が引き出せるかどうかがケアプランの質にかかわってきます。

面接での私の答えはAIでは情報の聞き出しが上手く機能しないので機械化は遅れるだろうというものでした。

応募者は職の選択で残りの人生をいずれAIに奪われる仕事をしたくないのは当然の事です。 しかしその予測は困難で、あらゆる職は10年単位の時間の経過の中で何らかの影響を受けることになると思われます。

例示したケアマネージャーの職においてもAIが業務の一部を代替したとしても人の介在は10年単位の予測ではなくならないと思います。 その分野で優れた成果を上げる人はAIの使用者となってその分野にとどまることになると予測しています。

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