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悩むこと、考える事

 ○○について考えました。 採用面接の面接の一コマです。 例えばなぜ転職しようとしたのかを質問したときなどです。 転職は普通は人生の大きな決断、誰でも今の職業についてこのままでよいのかという不満や不安があり、悩みます。 そして友人などに悩みを打ち明けてアドバイスを求めたり、転職すればという後押しをしてもらいたいと思います。

その人は転職しても基本的な不安や不満は多少小さくなったりしても解消しません。 不安や不満はその人自身の問題で、本人と周囲の環境(ほとんどが人間関係)で不安や不満を感じます。 転職先の仕事が適当に忙しく、それをこなそうとする気持ちが強ければ不満や不安はあまり意識しなくなります。

若いときに大峰山系の山から沢伝に下山する途中で日没になってしまい、下山できなくなったことがありました。 空は雲に覆われ雨が強くなり、ビバーク(野営)や非常食の準備をしていませんた。

日没とともに真っ暗になりか雨具を着たまま岩の上で寝てしまいました。 寝ている自分には雨は降り続けたのですが真っ暗闇で対処のしようもありません。 日の出とともに目覚め下山しました。 何も食べていないので空腹のはずですしタバコも吸っていません。 疲れているはずだし、熟睡したとは思えませんがなぜかすっきりした気持ちで帰路につきました。

たまたま身の危険という状況だったので何も感じなかったし、熟睡もしたのでしょう。 不思議な体験でした。 その時を振り返り何を考え、悩み、不安を感じたか思い出せません。 何も考えないし、不安も感じなかったのでしょう。 帰宅して家族は葬式の心配をしていたのは驚きでした。

このように強いストレスがあるときにはかえって冷静でストレスはおろか苦痛も不安も感じなくなるようです。 この時身の危険というほどではないストレスだったら『下山できないことの連絡をどうしよう』とか『明日の会社の仕事は誰かしてくれるか』等と言う不安や皆に迷惑をかけたという悩みを感じたことだと思いますが、とにかく無事に下山する事、沢を下っての下山は大変危険で滝で転落する事故の危険は大きかったので次の一歩の安全が考えることで緊張しており、会社や仕事の事は頭に浮かばないものだと思いました。。

話は横道にそれましたが、転職の判断において身の危険はありません。 従ってしんどい仕事か、給料が減るかなど雑念に振り回され一番考えなければならないことが考えられないようになっています。 もはや考えているのではなく悩んでいるだけで自分で考えた結論には至りません。 身の危険のような強いストレスも無いのに雑念に振り回されることなく考え結論を出せる人に何人か出会いました。 損得だけで考えれば損をしたような結論を出したかもしれませんが、それらの人から後悔の念を聞いたことはありません。

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