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社員教育

[社員教育]

躾け

 会社で職員を観察していると基本マナーが躾られていない職員が見受けられます。 私の世代から見れば人格を否定されても当然と思える行為です。 率直に『あほ!』と感じます。 ひょっとしたら中には会社に大きく貢献している人や優秀な人がいるかもしれません。 そのような『あほ!』がいる組織の長は何を考えているのかと思います。 『あほ!』いない組織は躾の注意をしているかというとそうではありません。 仕事ぶりに緊張感があり、周囲の人はそれなりに気を使います。 おそらく『あほ!』のいる組織の長の仕事ぶりにそのような緊張感が無いのでしょう。 職員の自主性や職場の自由を醸し出そうとしているのでしょうが、『あほ!』を野放しにすれば『あほ!』が定着して、他所で通じない人間、人格を評価されない人になってしまいます。 『あほ!』を野放しする組織長に『あほを放し飼いにするな!』といえばパワハラと言われかねず、言葉の選択に苦慮します。

貴方がいないときにあなたの職員の私語が聞こえてきます。 『職場の空気として少し程度を超えているように思いますが、あくまで私の感覚です。』なんでまどろっこしいことを言ってる自分に腹が立ち、『あほにあほと言ってどこが悪い!』と開き直り、そもそも言うべきは相手の品性や人格向上のためで自分の怒りの発散ではないと考えれば奥歯にものを挟み、まどろっこしい物言いを工夫し、誠実に貴方のためを思ってお節介していますという態度で言うべきかもしれません。

残念ながら私がそれをすると付き合いの長い人には嫌味を言われたと思われるでしょう。

それなりの年代の人、特に管理職で見られることですが、仕事をしないことに長けている人がおられます。 恐ろしく長けています。 なぜならそれで今まで生きてこられたからです。 なぜそこまで仕事をしないのか不思議です。 ささやかな努力をし、そのような人は能力が低いのでささやかな仕事を行う事が全く仕事をしない姿勢を貫くより楽な生き方に思えるからです。 学生時代、テストで恐ろしく努力してカンニングをする人がいましたがそれと似ています。 勉強するほうが楽なのですから。

その様な管理職は長年生きてこられたから今更価値観を変えることはできません。 会社を辞め、市井で何も価値を生まない人生を送ればよく、そのような生き方を私は否定しません。 しかしわざわざ当社に入社して、絶妙の演技で仕事をしているふりをし、あらゆる責任から逃れようとする人は迷惑なことで、あらゆる仕事とその責任から逃れる域からの延長には他人に迷惑を掛けない価値観が含まれているはずだからです。 採用面接で見抜けなかった自分に腹が立ち、私の場合『あほ管理職』として放置するのではなく人格否定をあらゆる言葉を駆使して行い、苛め抜くことになります。 本人は長い人生でそれにも耐えてきたでしょうから根くらべでしょうか。 成長を期待することは枯れ木に水をやるよりむなしいことです。

これも管理職の躾の問題で、恐らく前職でも迷惑をかけ続けたことでしょう。

躾は社員教育で、との考えがありますが仕事に対する姿勢や価値観を教育で行う事は効率が悪いと考えています。 私の躾は経験から教えられるものではなく刷り込まれてきました。 左利きの私は父親に毎日殴られ怖い父親の前で右手で字を書かされ、箸を持たされました。 子供のころは虐待でない範囲であればそれもありでしょうが、仕事をしない管理職を殴りつけるわけにはいきません。 言葉の暴力も使えません。 その様なことをすればこちらが躾けられる側になります。

しかし本人の価値観の問題ではなく社内で害毒を静かに垂れ流していきます。 害毒は元から断たねばなりません。

 

 

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