監査役BLOG

カテゴリ

仕事

[仕事]

仕事・作業

 庭の管理を庭師に頼もうとしました。 もともと庭師にお願いし、庭の状態は非常によく、庭に立つと安らぎを覚えましたし、みずみずしさや生命感を感じました。 庭師が高齢を理由に仕事を断ってこられました。 次にお願いした庭師の流儀は庭の草引きは除草剤の大量散布で庭木が枯れることはないにしても苔まで枯れてしまい、地面が露出して生き生きした感じがなくなってしまうやり方です。 仕方なくその庭師をお断りして別の庭師を探すことにしました。

そこで解った最近の傾向ですが庭をいつも最適な状態に維持する本来の庭師がすくなくなり、除草、剪定、薬剤散布と作業項目ごとに料金が決まり、契約した作業を行うというものです。 いくら雑草が繁茂していても剪定の日には剪定しか行わないというものです。

いろいろな分野でそのような総合管理を行う人がいなくなってきました。 私はオートバイに乗るのが趣味ですが、オイル交換をお願いしてもブレーキパッドの減り、ランプの切れなど点検をしてくれるバイク屋さんが減ってしまいました。

経験からのちょっとしたチェック等相手の状態を管理することまでが仕事の範囲であったほうが良い職はたくさんあります。 経験は必要だけれどそのことのコストはあまりかからず手間賃も取りにくいものです。

そこまでやるのが仕事の流儀と考えず作業だけ行い高額の対価をとる業者が横行しています。

会社の仕事でも同じ事が言え、作業だけしている人が多くいます。 これらの人が客から上司から周囲の仲間から敬意をもって接せられる人に育てるのは組織がそれを必要とする風土を作らなければ出来ないことのように思われます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

上に戻る