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煩雑に価値を見出す人たち

 印刷会社に出向して気付いたことがあります。 出向先は従業員10名以下の有限会社です。 代表者の商業登記を行おうとすると取締役が一人の場合、登記簿への登記表示は取締役のままで代表は付きません。 取引先金融機関の口座名は信用金庫の使っているシステムでは商業登記の表示通りでなくてはならないようです。 有限会社においても会社法上代表取締役の概念はあるでしょうし、各社において代表者の表現として社長や代表取締役社長やCEO等様々です。 そこで金融機関口座名で代表者名の変更を申し出ると肩書が取締役になります。

損害保険会社に代表者変更を伝え、保険料引落口座の名称は取締役ですよと伝え、信用金庫に持込むと口座開設者が会社の代表者でないというのはおかしいと撥ねられたそうです。 信用金庫の笑ってしまう自己矛盾、窓口担当は改善しようとしません。 別の信用金庫では「システムが受け付けません」と言い訳をされます。

ところが都銀ではその問題はありませんでした。 金融機関の不正防止のためありとあらゆる煩雑な管理手法を国家公務員は繰り出します。 おそらく霞が関の人間はそのようなことに自らの存在価値をみい出しているのでしょう。

現総理が就任時デジタルトランスフォーメーションを政策課題にあげました。 私は日本固有の煩雑な行政手続きの改革が真意と受け取りました。 煩雑な行政手続きは以前から問題になり、日本の管理コスト増、つまり国際的な事務生産性の低さに寄与しています。

考え制度を作っている公務員たちはその効用を声高に主張することでしょう。

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