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見たことのない景色

 ネット上にはいろいろな珍しい写真が氾濫しています。 行ったことのない土地の風景や動物園でも見られない動物、太陽系の惑星の地表の写真など想像しにくいものの写真や想像図を見ることができます。

映像化できないものは頭の中で映像イメージが浮かばないと思います。 例えば『誠実』は抽象概念で映像化しにくく、私の場合は知っている人の中で誠実と思っている人の姿が浮かびます。

戦略や戦術を部門の責任者に質問した時、説明を聞いてもイメージが浮かばないことがあります。 なぜだろうと考えていて質問が戦略なのに答えは行動様式や心構えで会って戦略ではないことに気が付きました。 それは戦略ではないとそのまま行っても回答者は戦略と思っているので何を言われているかわからないようです。

これだけの話であれば質問者である私と回答者である責任者の戦略の言葉の定義が食い違っているのかもしれません。 何度も戦略の定義についてたとえを交えて話をしますが伝わりません。 自分が正しいという前提で回答者は戦略のイメージを全く持っていないと判断すればこの食い違いは説明できます。

TVの番組で生まれながらにして盲目の人が目の手術により成人してから視力を得たドキュメンタリーを放映していました。 飛行場でジェット旅客機の発着を熱心に見つめている姿が印象的で、その人はジェット機が羽でおおわれていると信じていたそうです。

戦略をイメージするのに戦争映画は参考になるかもしれません。 なぜ戦争をしているのか、どのように戦うのか、武器は・物資の輸送は・敵の戦力は・指揮官の指揮の高さは・兵員の士気はといろいろ映像で説明してくれます。 その中には戦争そのものの戦略も描かれています。 個々の兵員の戦闘能力、例えば射撃のうまさとかも描かれます。

誰もがそのような映画を見たり、戦略の解説本を読んだり、ネットで調べたりできるのに、つまり見たのにイメージを持たないのが不思議です。 車内で立場上ビジョンや戦略や戦術という言葉を使った会話がすべてずれた概念をもとになされていたと思うと寒気がします。 戦略のように絵になりにくいもののイメージを伝達するには模式図でもよいですが結局言葉によらねば正確にならないと思います。 従って細心の注意を払いながらふさわしい例示をもとに積み重ねてゆくしかないと考えます。

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