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ファーストりティリングがグローバル企業への転換を急いでいるようです。 G1と呼ぶ新情報システムを数百億円投資して導入し、年間200~300店出店し、アジアで生産、アジアで販売、そのために海外職員はTOEIC700点を目指させるようです。

300店出店するならほぼ毎日1店出店し、アジアでということになればどこの国やエリアでは何が売れる、それはどこで製造し、何日で配送する、といったシステムが先ほどのG1だそうです。

そのスピードは自動車産業や家電分野より速いスピードで世界に出てゆこうとしているように思います。 先日婦人向け衣料品カタログ販売の大手の人と話をしてきましたが、衣料品がカタログ販売、店舗販売、ネット販売入り乱れているところが興味を持ちました。

カタログ販売は廃れるだろうと想像していましたが、その会社はネット販売も手がけているもののカタログに固執しています。 上の年齢層では紙媒体が馴染みやすいのでしょう。 私もその会社のカッターシャツをネットで買いましたが良くも悪くも無く、高くも安くもないように思いました。

ユニクロは最近カジュアルウェアを買いに行くと生地が安っぽくて買う気がしませんでした。 日本人は丈夫で高品質のものを好みますし、1年たてば捨ててしまう衣料品に関心が薄いのかもしれません。

どちらの会社も売上伸張率や売上営業利益率は高く、構造不況といわれる衣料品分野で効率化を図って儲かっています。 しかし日本のマーケットが小さいので、商店街の洋品店の客を奪うことで成長できる余力がなくなってきたからユニクロは海外展開を急いでいるのでしょう。

何かが何かに代替するスピードは速く、スマートフォンが売り出されるとパソコンが売れなくなり、省エネ車が発売されると町に溢れ、ガソリンスタンドの売上は減少します。 LED照明は蛍光灯に瞬時に取って代わり、紙の新聞は近い将来に無くなるでしょう。

日本の公務員は国も地方もシェイプアップして激減するでしょうし、学校や美容院も大きく様変わりしてゆくと思います。 私が従事している医療・介護は厚生労働省が複雑怪奇なシステムを作り上げていて、そのまま発展するとは思えませんが、つまり複雑なものを作ることで古いシステムを残すことが国家官僚の常套手段でした。 例えば煩雑のきわみの税法は税理士という専門職と税務署員を養うためのものと批判されても反論しにくいでしょう。

この辺がシンプルになれば先ほどの大体も一気に進んでいくことになると思います。

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