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人が無駄話をするとき

社内で私語が絶えないセクションが在ります。 仕事をマニュアル化しにくいセクション、判断基準が抽象的な業務では多いように思います。

マニュアル化しにくかったり、判断基準が抽象的であれば過去の事例に倣うわけで、個別事例の話が多く、ある意味ケーススタディになるのでしょうか。

しかしそういう話を聞いていると判断するのを恐れ、誰かに判断してほしい気持ちが伝わってきます。 周囲の人間もわかっていながら巻き込まれます。 どんなに判断しずらいことでも結局判断せざるを得ず、どのような判断をしても相対するメリット・ディメリットが拮抗しています。

よく見ているとほとんど自分で判断している人と悩ましいことは何でも喋る人に分かれます。 横で誰かが集中していてもお構いなしで、『一大事』といわんばかりです。

判断することに不安を感じる基準は人それぞれですが、ある程度の判断をしない職種はうちの会社にはありません。 判断の不安をぬぐう方策は情報量と考えて調べつくす人もいます。 情報は偏りがあり、万能ではありません。 一つの情報で関連する判断をすべて行えばミスは多いと思います。 確かに『迷ったときには原則で』という言葉は金言ですが。

不安を口に出さずに懸命に考え、判断し、行動する人をテーマにしたパニック映画は多くありますが、実務の世界では映画のようにドラマチックな成功で終わるとは限りません。

自分で考え、関係する皆で考えを擦り合せ、自らも関与した人も成長を果たしていくことを最上と思いますが、成長していない人が多い職場かどうかは私語の多さで判断できるかもしれません。

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