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外国為替

仕事への集中が途切れると余計な事を考えるものです。 私の仕事のやり方は権限委譲を進める方法で、空いた自分の時間を新たなことに投入する方法で今まで会社の運営を進めてきました。

例えば社員の採用は自分がとことん面接しないと採用しませんし、人に任せることが出来ません。 人財というなら何が財か自分で見極める必要があります。 しかしこれもそれぞれの部署の責任者と面接を繰り返してゆくうちにその責任者が過たず適否を判断してくれるようになります。
そうすると途端に面接業務に就いて感心を失い、一切人に任せてしまいます。 どちらかといえば結果的に採用した人をいかに育て、いかに使うかに関心が移ります。

そのようにどんどん仕事を他人に任せ、自分がやらなければならないと思う仕事に自分の時間を投入しているとだんだんやらなければならないこと、やりたいことの時間が減ってきます。 新たなことに関心がうせるのか、他者にる仕事の量が多すぎて自分がやるべき仕事がなくなってしまったのか、よくわかりません。

一昨年はそのような時期で、外国為替、ドル/円に関心が行きました。 もともと金融に対する知識は低く、一体どういう要員で為替が変動するのか不思議でした。 金融の本を読み新聞の金融や国際経済の記事を読み、検討しましたが相場の解説が理解できません。 特に東北の震災直後に縁がドルに対して高騰したのは記憶に新しいところですが、いろいろ解説を読んでも不可解でした。 私の結論はドルに対して円が高すぎるだろう、ということでした。

結論から言うと暇なときに余計な事を考えるのですが、株式投資や為替取引は投資というより博打と思います。 投資も博打も不確定要素はありますが、不確定要素がほぼ100パーセントのものを博打と定義しています。 為替は私にとって博打です。

会社で資金作りに為替取引をしようと取締役会で提案しましたがまったく誰も相手にしてくれません。 仕方なく自分で手銭で投資しました。 2011年12月にFXでは無く手数料の高い外貨普通預金で11000ドル投資しました。 約86万円の投資です。 毎日為替レートを見るのが楽しみになりましたが、その後このときのドル購入相場(78円/ドル)より円高にならなかったので追加購入にいたりませんでした。
FXにしなかったのは自分の性格上個人投資の最高倍率25倍まで買い進むと思ったからです。 外か普通預金であれば手数料は高いですが投資金額分しか購入できません。 これが法人FX口座であればなんと200倍まで買い進めます。 申込金100万円であれば2千万円までドルを買い進むことが出来ます。 たまたま後輩が農産物商社を営み、輸入代金決済資金のリスクヘッジをFXで行っていたのですが、大きな穴を明けで破産した年でしたので、私も用心深くなったのだと思います。

今は78円5銭/1ドルが約91円となっており、手数料を引いて約12円/ドルです。 もし法人FX口座を開設し、1億円投資すれば15,374千円、200倍の倍率であれば約30億円の利益になります。 法人税を40%としても18円の繰越利益を生みます。

厳格な経理部長が居たおかげで危ない橋を渡ったり、濡れ手に粟の大儲けもせずに居ります。 そもそも私は博打が好きでたまに得意で、今回は強い確信を持っていました。 過去の人生でも何度かこういった確信を抱きましたが、ちなみに厳格な経理部長はそういった博才は私はまったく感じません。
ひたすら事業会社は博打をすべきで無いという価値観を推し進めてきましたし、私がごり押しすれば会社を辞めておられたと思います。
私のこの神がかりの確信が博打ではなく事業でヒットすればよいのですが。

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