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№1

各商品分野の首位の調査を日本経済新聞社が行いました。 箱に入って販売されるもの、家電などは首位企業や上位企業のシェアが大きいようです。 洗濯機は首位が日立で30.6%、2位がパナソニックで24.9%、かつて斜めドラム洗濯機をパナソニックが出して、その乾燥方法がヒートポンプつまりエアコン付の製品を高価格帯で発売した時は「いったい誰が買うのか?」と思いました。

しばらくして中国で販売増で生産が追いつかない記事を見てもっと驚きました。 せいぜい3~4万円の洗濯機が30万円ほどするのです。

私は最近洗濯機を買いにゆきましたが、やはり日立が売れ筋№1、2位がパナソニック、モデルチェンジ直前で値引き率も大きく、パナソニック製品にしました。 実売価格はメーカー希望小売価格の半値以下、発売後1年未満の話です。

パナソニックの中村邦夫元社長が新製品の世界同時販売を提唱していましたが、発売時に希望小売価格で売れるのであれば、発売後1年経過して販売される場合に比べて1台当たり約15万円の利益がメーカーおよび販売会社に残ることになります。

恐るべき事態です。 200万円の車が発売後半値になるならみんな発売後1年は買い控えるでしょうね。 2年前に家電量販店で洗濯機の機能を聞いていたら日立の製品はほとんどアイロンがいらないほど乾燥後の仕上がりが良く、しわがありません。 パナソニックの洗濯機はしわだらけです。

それが今回両社に違いがないとのこと、さらに日立は乾燥方式がヒートポンプから熱風に変えてヒートポンプ方式と同じランニングコストに改良しています。

このような製品比較はネットで数多く出ており、これらビッグデータを処理して改良した企業が今は勝利をつかむように思えます。

私も何か買い物をするときにネットで評価を調べたりしますが、素人の個人評価は個々にはあまり信頼できないように思います。 しかし何万という評価から傾向がつかめます。 日本のモノづくりはこのような風評から改良を加えて品質向上につながるでしょう。

私は掃除機はダイソンのものを使います。 音は大きく、重たく、コードリールの性能は悪いですが、ダイソンが売れ出してからパナソニックが発売したサイクロン掃除機はぱっとしない性能でした。 独創的なものは作り出せなくてもよその真似をして改良を加え、オリジナルより少し高性能なものを作るのが日本企業、販売戦略にたけた家電メーカーにはこの傾向が強いように思います。

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