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好きなこと

求人に対して採用面接をしているときにいろいろ質問します。
「勉強することはいかがですか?」、「好きなことなら勉強できます。」

「どのような仕事をしたいですか?」
「自分が関心を持つこと、好きだと思えることで働きたいと思います。」

では今まで好きなことが見つかって懸命に努力したり勉強したことがあるのだろうか?、好きなことが見つからなければ定職につかなくてよいのか?、意地悪を言いたくなります。

最終の学歴期間に多くの人と話をし、いろいろな友人と何か一緒に行った、それがクラブ活動でもボランティアでもよいのですが、主体的に行い、自分の長所、短所を見出して大ぐくりで自分の長所、短所の一部が見えてくるものだと思います。

もちろんそれを見つけようと努力して初めて見えてくるものでしょうが、そもそも長所や短所について勘違いしている人が多く、この質問でも「おや!」と思う回答が返ってきます。 そこで今まで褒められたことを質問するようにしています。

そもそも自分に振り返って長所と短所を正確に言えるか?、というと当然ながら抽象的で周囲で言われる長所・短所と異なってきます。 つまり解りにくいものだと思います。

わかりにくい理由の一つに仮に「創造性に富んでいる」と思っていて周囲もそのように思っている、しかし創造的なことで評価されたり、貢献したりしなければ長所と認めにくいことがあります。

それに対して「好きなこと」は自分が一方的に好きになり、そう思うことですから誰が何と言おうと好きなことに変わりありません。 しかし好きなことと得意なことは全く別物です。

人は社会や組織で生かされていて、貢献しなければ評価されません。 当たり前のことでそれに気づかない人が多いと思います。 近年就職の現場ではミスマッチと呼ばれる早期退職が言われて久しいです。 もちろん受け入れがたい組織もあるのでしょうが組織が自分に合うように期待しても無駄なこと、自分が変わる必要があります。

組織で生きるうえで組織の風土に迎合するのも限界があり、組織の中で自分の好きなものを見出すことに集中すべきでしょう。 もし自分の好きなことを捨てられないのなら。

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