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2014年度の概算要求の結果がまとまり、過去最大の99兆2500億円となり、かこさいだいとなったそうです。 日本経済新聞の社説では、そもそも予算を圧縮する気があるのか、と批判しています。

圧縮する気がないのは予算額から当然で、お金を使いまくり、インフレ率を目標値まで上げ(その時点で発行済み国債は目減りしますが新発国債が下落する前に使えるだけ使う)、使えるうちにお金を使い、消費税を上げればよいという考えはよくわかります。

そもそもそれなら歳出を抑えるとかプライマリーバランスを何年までに黒字化するとか言わずにお金を使えるだけ使って日本経済を立て直す、微妙なバランスをとることが必要だか、経済再生を考えれば必要、経過的に不公平は起こるが忍耐が必要といえばよいわけです。

そして経済が劇的に回復すればそれはそれ、天才的な所業になります。 あえてそれを言わないところに日本の政治家らしいさを感じます。

しかし経済の劇的回復が図られなければそれは単なるばらまきになってしまいます。 私はマクロ経済や金融理論に詳しくありませんし、現在経済政策の優等生といえばドイツ、このような大博打を反対のことを言いつつ行うようなことはしていないと思います。 それゆえドイツは何かと窮屈なようですが。

社説のページの下に稲盛和夫氏の日航再建に関する書籍の広告が出ていました。 コスト管理の厳しい氏はその手腕により日航を奇跡の回復に導いたのは有名ですが、なんと皮肉なことです。 大判ふるまいの同じページにけちの大家の書籍案内が出るとは。

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