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将来の夢

採用面接で「将来の夢はなんですか?」と聞くことがあります。 結婚すること、家を買うこと、少なくとも課長になること等々です。

これらの答えから競争心、闘争心は感じられません。 同時に質問する「あなたは負けず嫌いですか?」には大抵考えるか考える振りをして「そうです」と応える人が多いです。

負けす嫌いで将来の夢が結婚することや家を買うことは一致しない感覚のように思います。

私はいろいろ質問し、将来の夢が自分で世界一大きな会社を作ることでも軽自動車を買うことでも構わないのですが、つまり抱いている夢の大きさゆえの採用基準はもちませんが、答えに一貫性がなかったり、矛盾を含んでいるような場合は印象は悪くなります。

振り返って自分の夢はなんだろう、と考えた時になんとなく会社を大きくしたいというのがあります。 規模が大きくなれば仕入れは有利になり、業績が良ければファイナンスもやりやすくなります。 つまりスケールメリットが得られるわけですが、規模が大きくなることは働く職員の数が増えるわけで、その人たちがうちの会社に対して愛着や忠誠心をもち、ここで働くことを幸せと感じて生き生きと懸命に働くなら会社は安定性や成長性を維持できます。 さらに賃金は上がることはあっても下がることは確率が低いでしょう。

そのようにして働いている人は朝会うと必ず笑顔で挨拶してくれますし、陰ひなたなく働いていただくので業績も安泰です。 経営者としてそのような従業員がたくさん増えることは実はこの上なく幸せなことです。 私はそれを実感し、思いもしなかった自分の夢になりました。

今は中期事業計画の途中で、規模拡大期です。 毎日いろいろな人を面接し、できるだけ当社になじみやすく、うまくやっていけそうな人を選抜していきます。 そうして採用した人が気が付くと高い貢献を示していたら心からこの仕事をしていてよかったと思いますし、そのような人は面接時以外でほとんど話すことがなく数か月が過ぎてふと社内で出会ったとき、満面の笑みで挨拶してくれます。

この瞬間、私は幸福感に浸ります。 たとえ朝から嫌なことがあっても、今月の儀容積が今年最悪だったとしても頭から飛んでしまってまたよい人を採用しよう、君もがんばれよと心の中で思います。

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