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人の評価

会社経営で難しいことの一つに職員の評価があります。 人にはそれぞれ価値観があり、当社のような中小企業でも気にしたり、評価に不満を持つ人がいます。 不満を持つ場合は自分の評価が低いと思うか、評価の仕組みに納得がいかないかいくつかに分かれます。

評価が上がれば昇進するか昇給するかになりますが、中にはどれも気にしない人もいます。 昇給しようが昇進しようがどうでもよく、自分の仕事をこなすタイプの人です。 しかし昇進すると責任範囲が大きくなり、行使できる権限も大きくなります。 当然収入も増えます。

人は権限が増えたり、昇給したりすると価値観が変わる場合があります。 今までと違ってお金の使い方が派手になったり、威張ってみたり、自らの責任を部下に転嫁したりなどです。 困ったことで、その教育までやらなければならないのかとうんざりします。 挙句の果てには役員であることをよいことに突然と自らの年収が増えるよう誘導する人もいます。

採用の判断では品格などよりスキルなどを重視しがちです。 あくまで誠実であることより早く高い実績を上げられるか、現場の管理職による面接ではそこがポイントになりがちです。

そもそも善悪の評価は人によってどのような環境に置かれても善人は善人、悪人は悪人、と色分けできません。 中には生まれながらの人もいますし、幼年期の教育も大きな要素でしょう。 そもそもそんなことは採用面接でも人事の評価でも見抜くことはできません。

大企業は基準を作り、不正を排除するようにしますが、社内いじめなどは基準を作り運用することが難しいのが実態です。

実務において悪なり善はすべて人の行為の中にあるわけです。 いくら極悪非道なことを考えていても行為、行動、発言に現れなければ罪ではありません。 しかし考えるからいずれかの時期に行為行動に及びます。 政治家の失言などもまさにそうで、「女性は子供を産む機械」と発言した自民党の幹部は役職を追われましたが、現在主要なポストについています。 そんな発言の裏には言葉に出せない多くの考えを持っているのでしょうが、政治家としての品格は問われますが、政治の世界ではそのような思想が有効な世界なのでしょう。

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