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大阪の最低気温がずいぶん下がり、私の住んでいるマンションでも起床時の5時ごろでは10℃を下回っています。 体感として10℃は私の中で暖房を必要とする温度と勝手に決めています。 数年前から室温が10℃を切ると暖房を入れる生活をしてきました。

10℃と言うのは低いのではないかと思われるかもしれませんが、服を着込んでしのげる温度でしょうか。 子供のころ住んでいた家は古く、そして広いので土間のバケツの水が冷え込んだ朝は凍っていました。 その家を大規模にリフォームした時、隙間風がなくなり何と暖かい家になったものだと思いました。

その後マンションに住み、さらに暖かな環境になりました。 マンション住まいは結婚後で家族もいたので適当に暖房するようになりましたが、基本的に冬は炬燵とファンヒーターの生活で暖房費が気になったことはありません。

東京都知事選挙で原発廃止を掲げた細川元首相が桝添氏に敗れ、震災後の反原発の動きはなんだったのかと思うほど原発容認は復活しました。 私はもともと極端な原発反対派ではなく、海外で多くの原発が稼働している中でヒステリックになっても仕方ない、反原発の人が私と同じ水準で電気を節約するとも思えない気がします。

しかし、原発を稼働させるにしても廃止するにしてもエネルギー消費は抑えるべきで、照明をLEDに変えるとかサッシを二重にするとか、食べるもの着るものも節約すればよいのではと思います。 服を作るにも石油も電気も必要です。

日本経済はアベノミクス以降上向いたと言われていますが、たまたま日銀が国債を購入して円がドルやユーロに比べて下落し、輸出ドライブがかかったというだけのことです。

貿易赤字は新記録を更新しています。 デノミ脱却のため企業に賃金を上げろと政府は言い続けています。 程度の話はありますが、日本の平均所得が増加し、国内消費が増え、法人納税額や税率を倍増させる消費税により財政赤字が消えるという発想は一面的であります。

最近の新聞記事を見ていると日本の法人税率が国際比較で高く、日本の製造メーカーは海外生産比率を高めています。 30年前、輸入車は外車でしたが、最近は輸入の国産車がたくさんあります。 ただ単に日本に本社があるから海外生産されたものも国産車と言うことです。

トヨタの生産する車の多くは海外販売で海外生産が多く、税金の安い国にトヨタが本社を移転すればプリウスは立派な外車になります。

関西系企業と呼ばれる大企業は登記上の本社を大阪においていても本社機能は東京に置き、社員も東京のほうが多い、大相撲の上位力士は外国人で占められている、日本人の野球選手のトップは大リーグに移籍する、国際化の例はいくらでもありますが、日本の国が人にとっても企業にとっても暮らしよくなければ日本から人や企業がいなくなってしまいます。

結局はもともと節約志向である文化など日本の文化を守る政策を続けなければ国境をまたいだ人・モノ・金の流動化の差引はマイナスになってしまうでしょう。

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