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企業風土

最近取引をしている人材紹介会社とのやり取りで腹立たしいことがありました。 人材紹介会社から応募者を紹介していただくときには応募者と募集している会社と直接やり取りはではません。

応募者プロフィールを受け取り、紹介会社に連絡すると面接日の確定が行われ、面接を行います。 すべて紹介会社経由で連絡ミスがあり、面接官が何人かスタンバイしていたにもかかわらず応募者が現れません。

紹介会社に連絡すると辞退していたのを連絡し忘れていたとのこと、そのあとの一言が「謝罪に行きましょうか?」でありました。 この会社は大手で集客力も高く、業務のやり取りのミスが以前にもありました。 それでしばらく取引をしなかったのですが、その間数年、相変わらず同じようなミスを行います。 その直後にもミスと思しき事件が起こり、問い合わせると『当方は間違っていない』の回答、言ったもの勝ちです。

この会社のもう一つの問題点は人を商品としてみなしている点が随所にみられること、求人側への対応がぞんざいであるだけでなく求職者に対する扱いも悪く、ミスマッチを平気で行ってきます。

もともと創業者が違法行為で処罰された会社、何十年たっても腐った風土が変わらず残ってきたのかと思います。 なぜこのような企業が業容拡大しているか、もちろん事業戦略がすぐれているなどもあるでしょうが、人材紹介会社ではガリバー企業がマーケットを独占する構図があるのかもしれません。

人材紹介業は求人側の期待値と求職者の期待値のマッチングですから製品販売のように仕様書作成で厳格に品質を求めるような取引ではありません。 紹介会社は求職登録者が多ければどんどん紹介できて結果的に確率が高まる構図です。

よその会社、特に中小企業でこの紹介会社の評判を聞くと大変悪く、大手企業では良いようです。 どうも人材紹介業のビジネスモデルは基本的に大企業に有利にできているような気がしました。

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