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ポジティブになる勇気

会社の経営者はいろいろな人に誤解されます。 普段の移動手段が自転車であることに不思議に思われたりとかです。 車で移動すれば納得してくれるのでしょうか?

以前同業者がベンツに乗っていました。 いつも高級スーツをきて様になっています。 車のバンパーにつけたポールには旗がはためいていました。 いかにも社長という感じてしたが、その人の会社は人手に渡ってしまいました。

経営者は高収入という誤解も多いです。 3万円の自転車を購入するのに2年悩んだ話をしたら驚いていました。 経営者は経営を生業とする職業で高収入とは限りません。 一つ言えるのは自分で自分の収入を決めることができることでしょうか。

ほかに多い誤解は多くの人と面談して忙しいということでしょうか。 ちなみに私は今日2件の面談をこなしました。 どちらもあまりビジネスに繋がらない、空振りの面談でした。 1件はいろいろ情報が聞けておもしろかったですが、もう1件はさっぱりでした。

最後に面談ではないですが、貸していたロッカーの引き上げを手伝いました。 長い間のお得意様でありながら一度もご挨拶に伺っていなくて、事情により取引をやめるので貸していたロッカーを引き上げることになりました。 作業服に着替え、野球帽をかぶって変装し、担当者の手伝いの振りをしていましたがあっさり見破られました。

毎日何をやっているのかわからないような仕事が続くとつい愚痴を言いたくなります。 経営者は社員がみんな見ています。 話すことも聞いていますので愚痴を言うなどもってのほか、姿勢を正し、人の話を聞き、批評せず、にこやかにしていなければなりません。

しかし人ですから嫌なこともあります。 そこで私は愚痴や腹の立つことを紙に書くようにしています。 1回千字程度の文章です。 紙に何かを書くというのはこのブログ同様結構考えます。 誰が読むわけでも読ますわけでもないのですきに書けばよいのですが意外にネガティブなことは書けません。 人の悪口も書けません。 つまり人として正しい見方で反省文を書いてしまいます。 別の言い方をするとこう考えるとくよくよしなくとも良いというようなことを書いてしまいます。 初めは不思議に思いましたが、少し考えればネガティブであることで得をすることはありません。

嫌な思いは忘れるに限る、嫌な思いは自分の考えにとらわれているからでとらわれている考えを自問し、意味の無いことと断じるように書いてしまうのです。 何度もそれをしていると書いたことに自分がなろうとし、徐々になって行きます。 よく言えば自分の欠点を欠点でなくすようにする効果があることに気付きました。

少なくとも今の仕事をする上でこれは結構役に立ちます。 相手の失敗を気にしなくなり、相手の好意に感謝するようになります。 すると商談はうまく捗ります。 社内にも味方は増えてゆきます。 いいことばかりに見えますが、実はこれに気付くと同時に反省文を書くことに迷いが生じました。

ほんとにそのように自分が変わることが良いのか、もっと尖がった自分の方が自分らしいのではないか、この葛藤が続きます。 やがて何をするのもおっくうになり、偏頭痛が起こり、仕事が捗らなくなります。 イライラし、気が付けば愚痴を言ったり不運の呪い吐きながら自転車をこいでいます。

そんな日が続いてやがて霧が晴れるように楽天的になり、また反省文を書くようになります。 必死に前向いて生きることが何と面倒くさいことなのか、今しばらくは頭に霧のたちこめる日々が続きそうです。

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