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職場の人間関係

会社で人間関係のトラブルが頻発します。 大抵のトラブルは理由を聞くと些細なこと、しかし当人にとっては耐えられないことのようです。 もちろん私にもそのようなトラブルは経験があり、いい加減にしろとは言いにくいことです。

ドラッカーは人間関係に感知する必要はなく、自らの仕事をきちっと行えばトラブルは発生しないと言っています。

ある女性職員とこのことを話していて、ドラッカーなど読まない人ですが、女性の多い職場では仕事のちょっとした手抜きがあると周囲の人が見ていて、それがもとで人間関係のトラブルに発展するそうです。 まさにドラッカー先生のおっしゃる通りで、別にそんなにたいそうな見識ではなく、皆が感じている事のようです。 残念ながら私の場合、そうとも言い切れない経験をしたことはありますが。

しかし仕事のやり方を巡って人間関係が損なわれるケースは圧倒的に多いとは理解できます。 ある職員は始業時間の一分前に会社にやってきます。 正社員です。 電車が遅れるとそれが理由で平気で遅刻してきます。 私の会社勤めの時代ではありえないことです。 もちろん、そのことは就業規則違反ではありません。

しかし余裕をもって出勤している人からすれば身勝手に映るでしょう。 それが5分前なら許されるのか、いやいやせめて10分前には来るべきだ、という議論に発展してゆきます。

全く持って生産的ではなく、常識というか良識というか許容範囲は決まると思います。 しかし1分前に来る人は何が悪いのか理解できないようです。 勤務時間中に私語に興じる事もあるでしょう。 それは就業規則違反、ならばたとえわずかな私語であっても罰せられるべきというと会社の中はぎすぎすしてきます。

いつも会議に遅刻する人がいて、本気で何度も注意しました。 そもそも時間の観念が乏しく、自分の仕事のけりをつけてから来るという言い訳をいつもします。 会議に遅れないように予想時間より早く仕事を始めればよいと思うのですが、本人はそのような注意に耳を貸しません。 遅刻はどうでもよいことという価値観なのです。

だから遅刻は繰り返されます。 1分でも遅刻すると会議に参加させないというのはどうか、猫にお手を教えるような話です。 そんなことまで感がる自分が情けなくなります。

会議をして議事録を作成し、読んでもらってハンコを押して帰してくれ、と指示をしても議事録は返ってきません。 議事録を提出しろと指示を出すと一年分の議事録が出てきます。 こちらも議事録の返却を三か月遅れたら会社を首にする就業規則に変えられないかと考えたりします。

これも猫にお手を教えるようなもの、この記事を読んだ人は当社の採用応募を再考するかもしれませんね。

しかし誰も悪意はなく、ただ継続して忘れてしまうのです。 もちろんそのような事ばかりがきちっとできて、肝心の重要な議題が真面目に審議されないほうが問題ですが、それはみんなきちっと議論します。

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