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煩雑な世の中

私は郵便局の近所に住んでいますが、最近郵便局の駐車場に車があふれ、駐車場に入れない車が路上に溢れています。

理由はマイナンバーの交付書類が書留で郵送されてくるからで、皆それを取りに来ています。 昼間に配達されるので私も郵便局に取りに行ってそれで郵便局が混んでいる理由がわかりました。

プライバシーの問題からマイナンバーの交付は本人確認が必要でそれがこの事態になっているようです。

マイナンバー制度により各種証明書の発行が便利になるので、制度そのものは賛成です。 しかしプライバシーの保護という点で既存のシステムを使うと初めの交付でこのような事態になります。 便利になれば悪用を考える人が出てきてその対策に問題が生じます。 マイナンバーに関しては運用段階で新たな問題が出てくるように思います。

たまたまある許認可の申請で申請する会社の取締役全員に対して大変多くの個人情報の登記・登録情報の提出を求められました。 後見人でないことの証明などそんな冬季がある事すら知りませんでした。 請求される書類のいくらかがマイナンバー制度で簡単に取れるかどうか知りませんが、マイナンバー制度が運用されれば便利になるように思います。 それらの書類は市町村であったり本務局であったり、取得できる役所もまちまちです。

世の中はどんどん複雑になって行きます。 それは新しい制度が出来てそれに応じたシステムが作られ、そのシステムを簡単にするために新たなシステムができる、その繰り返しでどんどん複雑なものになってきます。

複雑になったものを簡単にする複雑なシステムが出来て、使いこなせば簡単ですが訳が分からなければやはり複雑になります。 私は62歳、私の子供のころ家電が普及しだしました。 たとえば洗濯機やテレビ、電気屋で買えば届けてくれて設置してくれます。 取扱説明書など簡単なものでした。 最近の家電は何冊もの取説があり、複雑な事が出来るようになってようです。 便利になって複雑になるのか、便利さには複雑な代償が求められるのか、結果は複雑で便利ということです。

自分が若かった時、複雑な取説を読み解いてあまり使われない機能を使って得意がっていた時期がありましたが、この年になるとめんどくささが先に立ってなかなか取説に取り組めません。 さらに歳を重ねてゆけばおそらく新しい複雑さについてゆけないように思います。

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