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素直

『あなたは素直ですか?』、採用面接でよく出す質問です。 応募者は質問の意図を必死で考えます。 素直であると答ええたら思慮が足りない人間と思われるかもしれないし、素直の反対はひねくれているとか疑り深いとかネガティブにとられかねない。 さあどうしようとなります。

意地悪で出している質問ではありません。 それこそ素直にその人が素直な人かどうか問うているのです。

私自身、いつも素直について考えます。 素直は副詞として使われることが多いように思われます。 『素直に従う』など従うを就職しています。 素直を普通名詞として考えるとかなり抽象的で、言葉で説明するのは難しいように思います。

私は人に何かを教えられた時に『なるほど!』と納得し、後で自分は素直であると思ってしまいます。 私の母は疑り深いのか(素直でないのか)私が人の言う事を信じた時に『お前は人の言う事を信じてしまう。騙されている』といつも言っていました。 ところが私はあまり人に騙されたことはなく、逆に母は何度か人に騙されています。

確かに人の言う事をうのみにすることは危険かもしれません。 しかし疑う根拠がないのであれば信じてみるのが素直な行為と思います。 私の場合、人に教えられたことを信じた時、つまりは教えられたことが正しいのだからこうしてみようという行動に繋がります。 そして一歩踏み出した時に矛盾が出てきたりするとすっと身を引きます。 相手が騙そうとしていたのか状況が変わったのかは別として矛盾がある以上そのまま信じて行動を続けることは危険です。

しかし初めから疑ってしまえばそれが正しいのか間違っているのか検証できません。 間違っていると判断したけれども間違っていると判断する根拠は大抵無くて『嘘くさい』という直感だけです。 自らの直感に従えばそれ以上の行動に繋がることはないので正誤の判断は闇の中になります。

世の中には正しく見えて実は間違っている事や騙そうとしている人たちもいるようですが、正しいとはとても思えない正しい事やいかにも嘘っぽいけれど正しいことを見出してわざわざ教えてくれる親切な人もいます。

炭水化物ダイエットというのが流行りましたが、健康障害が出るという反論も出ています。 炭水化物の摂取量を減らし脂質やたんぱく質も減らせば摂取カロリーが減って痩せますし、一般にカロリー減として炭水化物を中心とした食事をしているのですからダイエット方法として効果が期待できます。 摂取カロリーを減らすが炭水化物が肥満の原因かのように変わり、病的に炭水化物の摂取を抑え、肉や脂質を取って減量できなかったり健康障害を起こす人が出てきます。

単純に痩せたければいつも空腹で過ごせはよい、程度の問題として我慢できる範囲で、となればダイエットの説明として納得しやすいです。

筋トレは痩せるかとある栄養士に聞いたら、『息はハアハアしますか? しなければいくら筋肉がついても痩せませんよ』と言われました。 私は筋トレで体に多くの筋肉をつけると基礎代謝が増えて自動的に痩せると考えていました。 そのように解説している本もありますが、基礎代謝が増えて空腹になり沢山カロリーを摂取すれば太ってしまいます。 筋肉量が少なくても息がハアハアすればそれは体からカロリーが消費されているわけです。

単純に体に入るエネルギーが消費するエネルギーより少なければ痩せるだけの事、それが脂肪の減少だけでなく筋肉の減少も含みますが、体重は減って行きます。 その過程では空腹でしょうしハアハア息がするかもしれません。

タイトルからずれましたが、素直でいればダイエットは成功するでしょうし、素直でない人がダイエットをしようとするとこれが良い、あれが良いと次々ダイエット方法にこだわり、家には健康器具があふれ、お腹には高周波ベルトがまかれ、ご飯やパンを食べない生活をしながらなぜ痩せないのか悩む日々が続くように思います。

私は素直さが目標に近づく効果的な方法と思っています。

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