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シンプルに生きる

日々の生活であれこれ悩んだり無気力になるのは困ったことです。 私もこの年齢になって悩んだり、迷ったり、はたまた無気力になったりします。 現実の問題で悩んだり迷ったりして、人に相談しようとしたり本を読んだりしますが、そもそもこの年齢で悩むことは本を読んで容易に解決できるようなものではありません。

他人の考えを聞いても納得できなければ『そんな考えもあるな』で終わってしまいます。 何も答えを出さないのも一つの決断、それが先延ばしや問題の回避でなければ有効な手段です。

多いのは自分の性格から来る問題、経営者の中には何が何でも一番にならないと気が済まない性格の人もいて、そのおかげでその人が経営する会社が業界一番になる事もあるでしょう。 しかし経営要素が整わず、一番への思いが空回りすると不幸になります。

同じ会社で働く人間が一番が好きか、権力欲が強いか、いろいなものを見えているつもりです。 ところが自分の事となると途端に見えなくなります。 かつては自分がどのような人間であるか悩み、強みは、特技は、欠点はと考えました。 そして一定の答えを得て、強みを伸ばし弱みを無力化することに努力しました。 当時の私の強みとは独創性だと思っていました。 経営計画や基本戦略など明確に描けていて、その通り会社が展開した時期がありました。 自分に予知能力があるのかと思ったほどです。

しかしそのような創造性が消え、将来についても頭の中のイメージは透明で何も現れません。 本を読んでも人と話しても現場を見て回っても何をしても透明です。 近未来の姿を描き出し、その通りになる事が本当に私の強みであればそれが出来なくなってほかに出来ることが無ければ役割が終わったことになります。

本来予知能力などという力があるとは私自身信じておらず、明確に将来展望が描けたのでそう錯覚しているだけと考えれば、頭の中で情報を分析し組み立てているだけで、たまたまうまく組み立てる事が出来たということでしょうか?

急に将来展望が描けなくなったのは描けるような情報が入ってきていないからか余計な情報が一杯で再構築できないのかだと思いました。

いろいろ興味を持って乱読したり、考えてみたり=再構築してみたり、それで何もなければないというシンプルな生活でよい、必要と思われることを淡々とこなします。 朝起きる時間や寝る時間などなるべく同じ時間にして、筋トレや本読みなど決めていることは空いた時間にこなしていきます。 こなす項目を紙に書いておいて、出来れば丸を付ける、そのリズムが出来れば筋トレの苦痛も退屈な読書も一定の消化が図れます。

日常がそのように整理されれば本当に考えねばならないことが見えてきて、予知というような神がかりな実感は無いにしても好ましい解は生まれるでしょう。 頭の中も部屋の机の上も雑然としたところで何か創造的になるのではなく、整理され余計なものが消えて初めて想像されると。

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