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将来予測

いろいろな業界の人と将来予測を話題にすることがあります。 銀行員と金利予測の話をした時、『ずーっと低下してゆくよ、だから固定金利より変動金利にしたほうが有利だと思うよ』これは耳寄りな話を聞いたと思いました。 私は返済期間10年以上の借り入れをしており、変動リスクを避けるため変動金利より高い固定金利で借りていました。 『ところでその予測はいつまでの予測?』、『半年先だよ』と平然と言われました。

プライベートの発言として金利予測を話題にしてくれましたが、オフィシャルに金利予測を銀行員が軽々しくいうことはありません。 それほど予測が困難なのかもしれませんし、いうべきではないとの不文律があるのかもしれません。

不動産業の人はもう少し長期の視点で考えています。 金利が全国一律に対し、不動産は条件をそろえてみても同じにはなりません。 暴落期でも値上がりする物件があるかもしれませんし、逆もありえます。 不動産バブル期のようにすべて一斉に値上がりすることは考えにくくなっているように思います。 不動産個別の案件の予測でも個別の需給関係で価格は評価されますし、個別の価格は需給関係が大きく変わらなければいつまでも維持されます。

当社の取締役と将来予測の話をした時に収益組織の長を兼務する人は今月の業績で思考は満たされています。 5年先の話は思考モード変えても大雑把になってしまいます。 しかしこれらの取締役も5年後のことを考える瞬間があります。 たとえば将来どこに出店するとか。

収益組織の長は今月の業績に注力するのは当たり前として、たまに考えなければならない将来予測に備え方向性を揃えておかないと月末にどうするかという視点で5年先のことを考えたときにかみ合わなくなってきます。

方向性を揃えるのは会議、雑談の中で将来の展望が確認できる時があります。 常にそのすり合わせをしておかないと気が付いたとき皆バラバラの方向を向いて懸命に走っていることになります。

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