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社員総会

昨夕社員社員全員が集い、業績報告と懇親会を兼ねた総会を開催しました。 当社の社員数は約140人、100人強が参加したと思います。

当社の事業所は10以上に分かれているので普段全く顔を合わさない人がいます。 それゆえ社員総会で初めましてということが起こります。 当初は事業場所ごとにかたまり、話をしてお酒を飲むのですが、最近雰囲気が変わってきて、同じ部門で別の店の人が一緒に飲んでいたり 、部門をまたいで話をして入りします。 この傾向は回を重ねるごとに顕著になってきました。

もちろん反りの合わない人もいますし、話が下手な人で一人で黙々と飲んで食べている人もいます。 同じ組織の人が初対面でも気楽に話し、連帯感を持つのが社員総会の一つの目的ですが、完全にはうまくゆきません。

この社員総会では初めの30分に幹部の業績説明や事業方針の発表があります。 私も毎回5分の時間が割り当てられて全体の評価や会社全体の展望を話します。 これがたまらなく苦痛です。 原稿を作るのですが、前回、前々回の話した内容を踏まえ、一貫した話に仕上げます。 原稿ができるとそれを読みあげ、丸暗記します。 キッチンタイマーで時間を図りながら5分に収まるようにするのですが、ペーパーでまとめた時は筋が通っているように思えても声に出すと意味が通らないように感じます。 修正をして読み直しても同じで、新たな論理矛盾を感じてしまい、修正を重ねることでますます混乱します。 筋が通らないと思うから暗記できません。 意味不明なのですが、伝えたいことが明確なのに伝えることができない、苦しんでしまいます。

しかし、普段ぼんやり考えていること、気が付いたこと、考えなければならない対策などが整理できて作業自体は意味のあることです。 100人強の5分の時間を意味不明のスピーチに使い、我々はこんなリーダーの下で働いているのかと思われるのが悔しい限りです。

オバマ大統領が広島で歴史に残るようなスピーチをしましたが、うらやましい限りです。

友人の一人がよいアドバイスをしてくれました。 「誰も内容など気にしていないし、まともに聞いてもいない、だから堂々と話をすればよい」というものでした。 私は一瞬救われた気になりましたが、伝えたいことがあって伝えられない、堂々と話して立派に見えることより正確に経営者の思いを伝えたい、なぜならそれが私の務めだからと思い、再び落ち込みました。

反省すれば私が考えていることを私の立場で、私の言葉で話しても伝わらないのは明白です。 聞き手の立場で聞き手の言葉で私の考えていることの一部を伝えられれば良かった、それも意識したけど中途半端で話の基軸がずれてしまったのが 論理矛盾をはらんだ原因だった、と気が付きました。 次回は思いのすべてを伝えるのではなく伝えるべきことを伝えることに注力してみます。

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