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意思決定

[意思決定]

占い師

 自分が30歳代に60歳代の父が倒れ、将来について途方に暮れた時期がありました。 実家は築170年も経過した古い家で、家業の貸家業もあるし結婚して数年で転居もできないしというのが問題でした。

 友人が占い師に相談しろとアドバイスしてくれました。  占いなどに縁のない人が紹介してきたので意外でしたが、とりあえず相談に行きました。 即座に言われた予言は父親の寿命が長くて3年ということで、伸ばしてもらえるかというと伸ばすことができるとのことでお願いしました。

 結果的に父親はその後20年生き延びました。 その占い師、私の中では超能力者のイメージが強いのですが、その後何かと相談やお願いに行きました。 その都度出来ること、出来ないことを言われ、かなりの問題を解決していただきました。 例えば息子がちょっとしたイジメにあった時に息子を連れて行き、お払いのようなことをして翌日からイジメはなくなったとか、当時商談していた取引先の担当が何かにつけて理不尽な態度に出るのでお願いしたら次回の商談で何の前触れもなく担当が変わっていたとかです。

 次々問題を解決してもらった時は不思議でしたが、どうして願いが叶うかといえば線香を焚いて浮遊霊を呼び寄せ、霊に依頼するとのことです。 一度ビデオカメラを持ち込んでその現場を撮影したことがありますが、霊の集まる場所で何箱かの線香を積み上げて焚火のように火をつけ、般若心教を唱えておしまい、超能力者は作業服姿で時間は10分ほど、オートフォーカスのレンズは読経とともに頂点が定まらなくなりくるくる回りだしました。

 あとの映像に何も映っていないので不思議な体験でしたが、その時のお願い事は残念ながらかないませんでした。 信者というか相談に来られる人はオペをした方がよいか迷っている医者、裁判で審議をうまく運びたい弁護士、犯人逮捕の手掛かりがほしい地元の警察署長等だそうです。

 世の中には不明、不確定なことが多くあり、それなりの立場の人も迷ったら神だのみをするものかと感心しました。 その方も高齢ですでに鬼籍に入り、後継者もおらず私は難事や迷いを相談する人がいなくなりました。 

 この世に霊界があるのかどうか今でも解りませんし、 その世界との交渉役の人がいて色々相談に乗ってくれるのは便利で重宝なのですが、その人が他界してから自分の人生は自分で決めよう、たとえ失敗しようと、と思うようになりました。 その後、身に降りかかった難問は誰に相談することもなく自分で決めるようになりました。

 当然ミスジャッジもあります。 そのリカバーで苦労していることも多く、残りの一生は長くて20年、今までとは逆に自分で決め、頑固な老人になってゆくと思います。 人に相談し、迷いに解を求め、困難を打開できるのは一番つらく、やりがいのあることを他人にゆだねることです。 その時うまくいった多くの結果から自分がさらに幸せになったかといえばその実感はありません。

 人は誰も幸せを求めます。 私も同じ、自分が不幸に感じて落ち込んだ時に『俺の人生最悪!』と嘆くことがあります。 底まで落ちたら後は這い上がるだけと思えば自分で決めて成功して、失敗して落ち込んで天狗になって、変化のあるのが人生です。

 ビクトール・フランクル の言葉に『人生に期待してはいけない、人生が君に期待している』というのがあります。(記憶が正確ではありませので間違っているかもしれません) 落ち込んだ時に呪うのは自分、ガッツポーズを決めて褒めてあげるのも自分ではないでしょうか。

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