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悪徳商法

 母が緊急搬送されると同時に認知症を発症しました。 以前から怪しく思っていたのですが、緊急搬送後は症状も顕著に出て、高齢者施設に入所させることにしました。 母が住んでいたゴミ屋敷状態の部屋をかたずけ、重要なものを探しながらごみの仕分けを行いました。

  母がそこそこ持っていたお金はかなりの部分が株などの投資に消えていました。 母が何にお金を使おうと勝手ですが、自分の老後の資金まで投資しています。

 外国の公社債など為替リスクもあるし国ごとのリスクもあって、老後の資金を投資する対象とはとても思えません。 それを有り金のほとんどをおよそ元本保証もないハイリスク金融商品に投資しています。 90歳になる母が金融に通じているわけではないのですが、 すべてS証券を通じた投資でした。 S証券は大手銀行傘下の証券会社ですが、このような投資勧誘を平然と行っています。 よくボケしている高齢者に甘言を弄して投資させていたのです。

 成人しているとはいえ90歳で認知も出て いる老人に勝ち目のないばくちを進めたのです。 S証券に電話し、即日全部の解約を通知し、手続きに入りました。 担当者ではなく課長がやってきて説明を始めます。 相当厳しくいったのに『今売れば損をします』から説明が始まります。 高齢者施設に入っている認知症の老婆にさらなる投資の継続を言い募るので『いい加減にしろ!』と注意して初めて解約の話を始めました。 すべての投資が損失を出していて、損しか出ない商品を無理やり販売したのは明白、私も日経平均株価や円の各通貨の為替レートを日々チェックしていますが、複数投資案件すべてで莫大な損失が出ています。

 Sグループは商売のやり方の強引さで評判の悪いところですが、証券に至っては詐欺まがいと言われても仕方のないことをしていました。

 詐欺を立証できるエビデンスはありません。 腹いせに同グループの銀行との取引を見合わせることにしました。 日本にこのような会社が堂々と事業営んでいることに憤りを覚えました。 

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