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組織の姿

今年、世界の各国で頂点に立つ政治家が話題になりました。 日本人から見てそんなことがあるのかと思われる選挙結果、当選後の暴言、過去の行為が注目されています。

組織の統治の役割という点で、政治家と企業のトップは近いものがあるのかと思います。 しかし企業のトップが政治家の発言のような暴言や暴挙はあまり報道されません。

もちろん持っている権限は政治家と企業のトップでは大きく違うのは明らかです。 しかし小国の経済規模と比較指標によっては大差ない経済規模の企業もあると思います。

企業では戦略や経営計画は絶対で、それに反するものは認められないと思います。 残業の指示や書類作成の内容チェックなど企業内での権限者の指示は細にわたります。 代わりに職員は給与や就業内容について規則に沿って守られます。

一方国家と国民の関係では国家から日々の行動を監視されたり指示されることはありません。 もちろん納税のルールなど義務はどこの国でも多くありますが、義務のすべてについて厳格に管理されることはなく、考えや行動、自己表現も企業に比べたら自由度が高いと思われます。 もちろん例外があり、反政府的な主張とともに抹殺される国家もあるでしょう。 乱暴に言えば多様性が認められていると思われます。

企業に視点を戻して、多様性を認め、企業内起業を仕組みとして認めている企業や相互関連のあまりない多くの事業を営んでいる成長企業もあります。 程度の問題がありますが、当社もこの方法で展開してゆきたいと思っています。 多様性への仕組みは簡単に作れますが、多様なものを統治することは企業ではなかなか難しく、統治したうえで利益を確保してゆくことはさらに難しくなると思われます。 帰属する人の多様性を生かしてゆくことは国家でも同様に難しい課題と思いますが、人がそのような問題にもうまく対応できる仕組みを作ってゆかねばならず、先祖帰りのような強権による弾圧は避けなければならないことだと思います。

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