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闘病生活

 タイトルは話題に比べおおげさです。 私は最近風邪をひきました。 検査をしていないのでインフルエンザかそれともよく罹る百日咳かどうかわかりません。 60歳を超えてからこの手の風邪をひくと1カ月くらいは咳が止まらず、睡眠も浅くさんざんな日を送ることになります。

 喫煙の習慣が災いしているのかそれとも百日咳というくらいだから仕方がないのか判りませんが、とにかく苦しい日々を送ります。 これが年単位であればどれだけ辛いだろうかと想像しました。 かつて介護を必要とする寝たきりの高齢者を訪問してその老人が見えるものはベランダ越しの空、今日は雨、今日は風が強いを毎日見ていますと言われたのを思い出しました。

 ベランダの軒先に風鈴が吊ってあって風が吹けばわかるのです。 高齢者で寝たきりになると寝ているだけで他にすることはなく、変化がなく、じっとしている日々が続くのです。

 高齢者で寝たきりの人の何割かは健康だったころに健康維持のために気を付けなかった人たちだろうと想像します。 残りの何割かは予防や対策の難しい疾患を患っています。 寝たきりになってから介護を受けるより寝たきりにならない、出来れば介護を受けない健康年齢をできるだけ長くしたい、個人も行政も高齢者介護にかかわる事業者もそう考えねばならないと考えます。

 風邪で 2日寝込んだだけでこのように思うのですが、体験しないと実感しないものです。 介護保険が始まったころ、高齢者は介護認定を受けるのが流行ったかのような時期があり、要介護の判定を受け、それが当然であるかの介護を必要としない老人をたくさん見ました。 その人たちが考えを変えて日々散歩をするなど軽い運動を繰り返せば何もギャッジベッドに寝る必要はありません。 何の疾患もなく出歩けば転倒して骨折するかもしれないと出歩かなくなって約15年、そのお客様の消息は分かりませんが、そのまま寝ている時間の長い生活を送っていれば生きておられれば散歩に行けない状態であることは容易に想像がつきます。

 健康寿命を延ばし、病気にならない生活習慣をもっと意識して日々の生活を送るべきと思います。 

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