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初老の健康

私は63歳、初老の年齢と思っています。 私が若かったころのこの年齢の人はもうお爺さんでした。 私はその感覚で自分は老人と認識していますが、20歳代の男性にため口で親しげに話しかけられて『あなたは老人と話をすることに抵抗がないのか?』と聞いたほどです。

老人と言えば病気はつきもので、私より高齢の方は寄ると病気自慢をします。

私も病気自慢をしてみたいと思います。 先日向かいに座っている人から百日咳を移され、咳と痰に苦しみ、回復期に入ると背中から腕が痛くなりました。 だんだん痛くなって息をするのもつらくなり、医者に診てもらうと頸椎のヘルニアではないかとのことでした。 紹介された脳神経外科専門クリニックでMRIの画像診断を受けました。

画像を見せながら『ヘルニアですね、これは治りません、一生付き合わないと』と言われました。 大変落ち込み、処方箋をもらいました。 いわゆる痛み止めと神経組織の修復に効果のあるビタミン剤です。 翌日指に水泡が出来て大きくなってきました。 会社の薬剤師が『ヘルペスですよ』と教えてくれました。 痛みが続くので再び前回のクリニックに行き、これは『ヘルペスでしょうか?、痛みの原因はヘルペスではないでしょうか?』、医者は『ヘルペスを疑うなら皮膚科に行けばよい、そもそもヘルニアといったが痛みの原因がヘルニアとは言っていない』そのあと一方的に喋りまくる医者に気を込めて『話を聞いてもらえないか?』というと、ぴたっと黙りました。 その後の会話もため口から丁寧語に変わりました。

誰だって専門医にヘルニアですと言われればそれが原因と思ってしまいます。 医者でもわからないことはあるのでしょう。 知らないことは知らないと言えばよい。 知っていることだけ言うのであればネット情報とあまり変わりはない。 『次の受診をキャンセルします』と言って帰ってきました。

ヘルペスと思しき水泡は崩れ、指は膿をもって深くえぐれ、しびれは長く続くし指の傷はなかなか治りません。 ひと月以上経過してやっと指の傷が治り(跡形は克明)、しびれもずいぶんましになりました。 やはりヘルペスと考えた方が妥当だったようです。

苦痛は患者のもので医者は万能ではありません。 病気の自慢と言っても苦痛の割には指に傷跡が残る程度指はまだついています。 大した自慢ではありません。 ヘルペスも頸椎のヘルニアも老人に固有の疾患ではありませんから病気自慢会を老人を集めて行えば負けてしまいます。 当然よかったのですが、百日咳はマイコプラズマという細菌とウイルスの間のもの、ヘルペスはウィルスが原因です。 老人性というより免疫抵抗力の低下と考えて食事量を増やしました。 しっかり食べれば抵抗力もつくのではと思ったのです。

数週間経過し、私は疲れが顔に滲み、電話の声にも元気がなくなりました。 ある日体重を計ると5kg増えていてビックリ、太ったおかげで無呼吸になり、睡眠が損なわれていたのです。

気が付いて食事量を減らし、1週間で1.5kg減量しました。 当座の目標は70kgを下回ること、そうなれば無呼吸は出なくなりよく眠れるようになります。 63歳は普通に生きていくのに日々の節制が必要だと思い知りました。

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