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営業職のタイプとしてハンター型とファーマー型が話題になります。 ハンター型は開発が得意な営業、ファーマー型は既存取引先のおもりがうまい営業です。

さて自分はいったいどちらのタイプか、と考えることが昨日友人と話していて話題になりました。 その友人は長年の付き合いの中で私の行動パターンや価値観がつかみきれず、話題にします。 例えばお金の使い方、私は節約が趣味と言えるくらいの人間ですからお金の使い方は地味です。 先日も東京に出張する新幹線のチケットを一番安く購入する方法を考え、JRの窓口まで行って回数券を買いました。 そのためにかなりの時間を使い、結局正規料金より出張旅費が4500円ほど安くなっただけです。

しかし一番安く買う方法を見つけ、達成感はありました。 日常生活でも同様の努力を繰り返しています。 このような行動パターンがハンター型の特徴かといえばハンター型の営業の特徴とは思えません。

一方ファーマー型の特徴として同じことを繰り返すことがあります。 手を抜かず、繰り返します。 そして蓄積することに価値を見出します。 私の行動として趣味的節約を心がけて預金通帳の残高が増えることに感じる喜びは小さなもので、通帳を見るのは不明な引き落としがないか、残高が不足していないかをチェックするためにみているだけです。 お金を極力使わないので少しずつ預金残高が増えてゆきます。 口の悪い友人は『お金は使うもの、墓までもってゆけないぞ!』と言います。 自分が死んだあと遺産を寄付しようが子供が使おうが知ったことではありません。 そんなことより無駄にお金を使いたくないだけです。

そうはいっても服は買いますし、食事もすればゴルフもする、趣味のバイクにもお金は使います。 しかし服はバーゲンで買ったものが流行遅れでも(もともと流行しているものに関心がないので関係ありませんが)傷んでいなければ着続けます。 この前ゴルフシューズを見たら裏のスパイクはなくなっていましたし、表面は劣化して破れかけていました。 クラブも折れない限り買い替えませんし、新品のゴルフボールを使うことはありません。

私見ですがファーマー型の典型はモノを持つこと、その人の家に行けば色々な物が溢れています。 物置には木箱に入った花瓶がいっぱいあり、ついにその花瓶を使ったことがないようなお家です。 家の中の物財は少なく、すっきりしている家はファーマー型ではないのかと思います。 事務職の人が古い会議資料を丹念にファイルしていたり、引き出しにぎっしり文房具が詰まっていたりです。

私もかつて事務職だったころはこのタイプの人間でした。 今は前述のお金の使い方そのもので、必要のないものは買わないし使わないもの(この一年に一度も着たことのない服)は極力捨てるようにしています。

そもそもハンターで生きてゆくには持っているものは最低限で、必要なものはいつでも入手できる(すぐに入手できなくて不自由をすることはあるでしょうが)から生活し続ける事が出来るわけです。 ファーマーの成果は農産物、比較的保存がききます。 ハンターは獣や魚を取って干し肉や干物にできでも長期保存はできません。

これも私見ですが、現代のハンターはスポットでお金を稼ぎ、お金で成果を保存するタイプ、もしくはお金を使ってしまって人脈として残しておくタイプではないでしょうか。 家をももたず、莫大な金融資産があるもののホテル暮らしをしている人が現代の典型的なハンターの生活ではないでしょうか。

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