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NHKの陰謀

 NHKがネットで番組をオンディマンドで流す計画があるようです。 TVを持っていれば受信料を徴収するという法律がある以上TVがなくてもスマホやPC、カーナビを持っていれば受信料を徴収するというものです。
 
 どこまで押し売りをすれば気が済むのか計り知れない傲慢さを感じます。 時代錯誤の法律をなくそうとする国会議員がいないのにもあきれてしまいます。 見たい人は有料で専用チューナーを買って見るようにすればよいと思います。 そうしている放送局もあります。

 受信料不払いの訴訟も多くされていますが、それがいかに合理的な論点であっても法律に規定されていれば払わざるを得ません。 日本は自由主義の国、与党の名称は銃の文字がついているのに管轄の総務大臣が疑問を呈したことは私の記憶にありません。

 ところが憲法に絡めて違法性を主張した最高裁の審理で原告勝訴の可能性が報道されました。 やっと来たか、という気持ちです。

 そもそも日本ではTVがメディアの中心から脱落しつつあるように思います。 一般の人は何から情報を得ているのか、新聞も読まない、本も読まない、という人たちはほとんどネットで好きな情報を集めています。

 私の場合、本と日本経済新聞電子版です。 この日経電子版が曲者で、ある記事を読むと関連記事のリストが出てきます。 そして私のIDで閲覧した記事から傾向をAIが分析してタイトルを繰り出してきます。 読めば読むほど関心ある記事が出てきて、気が付けば数時間が過ぎているということがあります。 紙の新聞を読んでいたときはせいぜい一時間で読み終えていたのですが。 新聞中毒のようなものです。 その電子版を日経はスマホで読むことを進めています。 老眼の身としてはスマホで新聞を読むのは大変苦痛です。 隙間の時間で世の中の動きが解るということなのでしょうが。

 この電子版購読料は月額約五千円、安くはありません。 しかしお金になる情報を取得できるのであればPCの大きな画面で読んで、必要に応じてノートに記事の要約を書けばお金儲けのヒントになるように思います。 そう思うと電車での移動時間にスマホで読むのはよろしくないように思います。

 私の場合、電車で移動している隙間の時間は何かを考えています。 昔の人は情報が少なく、情報至上主義で、情報をもつものが勝つといった意識が強かったと思います。 多くの普遍的情報を詰め込んで物事を判断し、それがよかった時代です。 しかしその時代は考える時間も多くあり、成功者の伝記を読めばいかに多く時間を考えることに費やしていたかが述べられています。 断片的な知識を詰め込むことでは大きな成果を生み出せないかと思います。

 日本の教育は知識至上主義の時代に生きた人が作り上げ、結果的に日本の大学の世界ランクは低下しています。 世界の大学ランキングは信頼に値するか知りませんが、人が寄り集まって何かの話題、例えば健康の話題になったとき多くの人がネットで仕入れた話題の披瀝合戦になります。

 どの話題も一定の事実なのでしょうが、多くの場合大した価値をもちません。 自分が知っているという優越感を満たすだけのものです。 世に役立つことを考え抜いてお金を儲けてはいかがでしょうか?

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