監査役BLOG

カテゴリ

社会

[社会]

新聞の記事を丹念に読んでいると ?と思うことが時々出てきます。 例えば中国と米国の国力比較では一部の指標で中国が勝って糸推定されていること等です。 購買力平価、GDPなどです。 中国の統計の信頼性は低く、正確に比較できないのでしょう。

少し前に見た中国映画でチベット地区の平均的チベット人の生活を描いた映画を見た時、チベット地区も中国であることを前提に登場したチベット人の食べているもの、着ているもの、決して豊かに見えません。 ラサに巡礼に行く途中で一家の若い娘が巡礼に行けなかったおばあちゃんに電話を掛けます。 その携帯がアイフォンの最新モデルだったのも?です。

北海道函館出身の友人と話をしていて、北海道に産業もないし雇用もない、函館の旧市街は全く寂れていて、一部観光地を除けば全く昔のままである。 自分のように若くして北海道を離れた人間は北海道の事はあまりわからないとのことです。 私は北海道のツーリングで函館のような大都市は通過するだけ、それが寂れているという印象はありませんでした。 中国と米国の国力比較のようなデータは同じ日本の中ではかなり正確に統計で解ると思います。 おそらく経済規模で比較すれば函館は小さい街になります。 人口26万人は八尾市、寝屋川市に匹敵します。 全国的な知名度では函館は高いでしょう。

先程窓から生駒山を見ると木々の一本まで見えるほど空気が澄んでいました。 空気が澄んでくると距離が近く感じられます。 かつて中国の山を登りに行って標高4500m付近でのこと、昼間でも天空に星が見えます。 空気は大変澄んでいて谷を挟んで向かいの山の岩の一つ一つまで克明に見えます。 友人に向こうの山まで行けるだろうかと聞くと『とんでもない、30㎞はあるぞ』と言われびっくりしたことがあります。 先程の窓から見える生駒までの距離が近く、歩いて行けそうに思えました。 途中は建物が連なっていますが、せいぜい数時間で行ける距離、大阪という日本3番目の大都市はせいぜい函館市より面積で小さいのではと思いました。

何かの情報に触れて『おや!』と思うところから何かが始まるように思います。 大阪がこんなに面積の小さい都市なら規模拡大を狙う上で東京に進出するのは当然の話題、売上営業利益率が1%以下なら事業撤退、実際に撤退できるがどうかわかりません。 ちなみに1億円の売上に対して営業利益率1%は100万円、リスクも考えれば撤退が妥当でしょう。

『おや?』と感じるセンスはなかなか磨く事が出来ません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

上に戻る