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光る経営者

これから取引を開始するためどのような会社か先方の社長に会いに行きました。 事前にホームページを見て社長のお顔は拝見していたのですが、私にとっては少しとっつきの悪い感じでした。

これから安定して取引できるのか、問題のない会社なのかを確認する面談なので質問をしました。 最初に始めた事業はどのようなもので、現在に至る経緯、今の事業への繋がり、今の事業の収益性、ありとあらゆることを聞き、その社長は丁重に答えていただきました。

面白いエピソードを交え説明してください社長の話に引き込まれ、長時間お邪魔してしまいました。 失礼なこともお聞きしたのに嫌な顔もせず、笑顔で送り出してくださいました。

企業の代表とはこういう人、事業かというのもこういう人、私にとって社歴も年齢も近いのにまぶしく見える人でした。 普通は一代で大きな会社を作り上げた経営者は経営の本をたくさん読んでカタカナの専門用語が出てくるのですが、この社長はほとんどカタカナ用語を使わずこちらの質問に的確に例も交えて説明してくださいました。

この人は人として魅力があり、人のつながりでビジネスが広がっていったと想像しました。 ご本人は人に恵まれ、事業に成功したと何度もおっしゃっておられます。 確かに話は的を外さないし説明は解り易い、並外れた行動力もあります。 これらの強みや能力は失礼ながら自分を磨き、経験を積めば天才の才能ではありません。

初対面でこれだけ話が通じ、また会いたいと思わせ、一代で会社を作り上げてきた人です。 おそらくいろいろ苦労もし、努力もされたのでしょう。 会社の営業の会議で成績のパットしない営業マンがああだ、こうだと愚にもつかぬ報告を聞いているとこの人は一代で大きな会社を興すことはないだろうと確信してしまいました。

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