監査役BLOG

会社を見る鳥の目

経営者の目線で、日々の思いやできごとを綴っていきます。

[生活]

行動管理

私は日々何をするか、何をしたかをノートとメモを使って管理しています。 仕事、プライベートを合わせたものです。

週間予定表形式のノート、これは20年近く使っています。 これには予定された面談や会議を左のページに書いてゆき、右のページにその結果を書いてゆきます。

面談であれば何を話した、何か決まったり約束したことの内容を書いてゆきます。

右のページは空白が多いので、時間の経過とともに何をしたかを書いてゆきます。 たとえば13時、16時に採用面接が予定されていると通常採用面接は1時間半程度ですから14時30分から16時までの1時間半は月次の試算表を見るとかです。 そして面接の結果どのような人であったか、良いところ、欠点と思われるところを右のページにかきます。 もちろん月次の試算表で気が付いたことがあれば次の会議で質問するように次の会議予定の日の右のページにそのことを書いておきます。

私の一日で会社で過ごす時間はあまり長くありません。 せいぜい5時間程度でしょうか。 後の時間のかなりの部分は近くの自宅で新聞を読んだり本を読んだり、筋トレをしたりします。 この自宅で行うことに仕事のもとになる事、自分を仕事に関して深めることをかなりしますので、B5の紙に週刊単位で書いており、できたことは消し込んで行きます。

用紙に書くヘッドラインは先週の行動結果を踏まえ、反省したことを書きます。 たとえば項目の中で優先順位の高い項目ができていなかったことなどです。 もちろん人間ですから優先順位が高くても体調や気力によっては楽な項目、好きな小説を読むとか、に流れてしまいます。

筋トレも項目に挙げています。 ストレッチ、上腕筋、背筋、腹筋、腹斜筋、大腿四頭筋、臀筋などです。 すべて自重トレーニング、書く30回を1セットとして週に5回程度です。 少なく見えるかもしれませんが、現在の年齢ではこれが精いっぱい、もっと強化しようと思いますが強化するには自分の体が強化されていないと障害を起こします。 1年程度続けて少しづつ回数が増えてきています。 後は14階の自分の部屋まで階段で行くこと、これはだいぶできるようになりましたが初めは足が痛くなりました。

これら筋トレは一つの項目が5分程度、つかれて気力がわかない時に良い気分転換になります。 そういうことに気が付いて最近は隙間の時間に筋トレを行って気力を復活できるようになり、結果的に生産性が上がりました。

新聞は1週間の朝刊、夕刊で15部、これを読んで日本とNYの株価、円・ドルの為替レート、金利(10年国債利回り・TIBOR1ヶ月)、ドバイ原油価格をノートに一覧で記帳します。 個別の議事で関心のあるものはスクラップにするか手帳の後ろについているところに要約を書きます。 上場企業の決算発表はこれも手帳に一覧で書いてゆきます。

要は私の場合、読むより書くことでできるだけ頭に叩き込む古いタイプです。 最近、若い人はスマホの検索ですぐに知りたい情報を見ますが、私はそれはほとんどしません。

その他の週間項目として反省文というのがあります。 最近引っかかっている事、それをA4のコピーをして不要になった紙に書きます。 年間100枚から200枚ぐらいでしょうか。 個人的な人間関係で引っかかった一言の意味を探ったり、人の評価であったり、自分の行為行動、発言を振り返り反省するものです。 年間200枚も書けば反省ばかりしていることになりますが。

大体これで毎日朝から晩まで、何をしようとし、何をしたか、その結果どのように自己評価しているか、次にどのようにしてゆくかが記録されます。 万一アリバイの確認を求められたら大抵は判ると思います。

このように書いて来れば日々充実した生活を行っているように想像される人もいるでしょうが、毎日同じことを続けるとマンネリ化します。 先週やったことより少し生産性が上がれば満足し、同じことをさらに多くやろうとします。 人間の基本的な習性でしょう。

このようなことを初めて将来に目がいかなくなった気がしています。 現状を改善しようとするから将来が見えにくくなっているのか、そもそもノート一冊に予定だけ書き、反省などしなかった時代の方が将来をみすえ、これもしよう、あれもしようと考えられました。 そして実行もできたので今の行動管理方法の問題はここにあると反省しきりです。

反省は過去の評価、反省ばかりしていては現状改善に終始し、将来に目がいかなくなることを反省しているのですから始末に負えません。

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[生活]

私の暑さ対策

暑い日が続きます。 子供のころ、私はがりがりに痩せていました。 冬の寒さは苦手で、寒い冬は掘りごたつに潜り込み、外出などしませんでした。 夏の暑さはまだましで、大して苦にしなかったように思います。

体は弱く、冬になると風邪をひいて鼻水をたらし、いつも頭がぼーっとしている子供でした。 それがずっと続き、大学に入るころにはずいぶん元気になって、冬に風邪をひいている時間はずっと短くなりました。

しかし今の身長で57㎏、食べても食べても体重は増えませんでした。 その後就職して体重が夏は60㎏、冬は65㎏が続き、仕事が極端に忙しくなって70㎏を超えました。 就労時間が長く、一日4回の食事、体重が増えて当たり前、仕事が一段落しても痩せることがありません。 毎年スーツを新調せねばならず大変でした。

仕事が一段落して定常業務に戻り、山に登りにゆくようになりました。 初めは体が重く、上りはどうしようもなくつらかったのを覚えています。 やがて体重が67㎏で一定になり、その体重に応じて心肺機能も発達して、上りでも息が上がることがなくなりました。

冬山に行くようになり、自分が意外に寒さに強くなっていてびっくりしましたが、夏山ではばてることが多く、夏に山に登らなくなりました。 同時に頭が禿げ出して、太ると禿げるのかと思いました。

太って変わったことといえば汗を大量にかくようになったこと、夏場にテニスをするときは5~6リットルの飲み物を用意して飲んでしまいました。 週末に初めにかく汗は臭かったですが、そのあとの汗は水そのもの、いくら汗をかいても体がくさくなりません。 代わりに食べるものに醤油をかけて食べるようになり、塩分の補給をしていました。

今の仕事に代わって運動量が減ると体重が増えてきます。 60歳前になった時は食事量が30歳代の半分になったにもかかわらず体重は減りません。 さらに減らすと少し体重が落ちるのですが、62歳になった今では70㎏を下回ることがありません。

体重の増加は55歳のころからで、中性脂肪の上昇に加え無呼吸症候群である事が判りました。 その意味でも体重を落とさなければなりません。

同時に夏の暑さが耐えられず、寝るときは必ずエアコンで室温を下げないと寝られません。 若い時、エアコンがなく夜寝ると朝にはパジャマが寝汗でびちよびちょでした。 それでもよく眠れたのですが。

今でも汗はよくかきますが、パジャマがびちょびちょということはありません。 しかし暑さに弱く、62歳にして体質を変えるべく筋トレをはじめ、食事も減らし、エアコンは極力使わないようにしました。

暑くなればシャワーを浴びる、一日二回はシャワーを浴びるようにしています。 お湯のシャワーで、シャワーの後はしばらくの間暑さをしのぐことができます。

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[生活]

60歳を過ぎてからの筋トレ

中学の保健体育の授業で「40歳を超えると筋力は増加しない」と習ったのを覚えています。 ほぼ40年前に当時十数歳の私は『今のうちに筋肉をつけておかないと』と思いました。

最近は年齢に関係なく筋力は増強できるとなっています。 私は62歳、最近スマホをもつようになって健康データをチェックすると一日の歩数が数百歩と自転車走行10㎞で、「これでは筋力低下する一方」と焦りました。

私は朝型人間なので朝起きた時に筋トレを行います。 『自重 筋トレ100の基本』という本を買いました。 本屋で平積みしていて売れ筋だと思いました。 副題の『もう器具などいらない!!』にも惹かれました。 部屋にトレーニングマシーンを置けば邪魔になるし、「さあ、筋トレをやれ」と言われているようでね。

はじめ腹筋をやってみました。 つま先をソファーにひっかけ、ひざを少し曲げ、腕を胸の前で交差させて上体を起こすおなじみの方法です。 何と10回出来なかったのです。 悔しくて頑張ることにしました。 しかし毎日するのは筋力増強のためにならないらしく、二日に一度となると忘れたり面倒だったり、思いついて頑張ると腹筋がつったりします。 それでも30回出来るようになりました。 裸になっても美しいスタイルを維持したいとの思いや老化防止や最近増えすぎた体重を減らすことなどいろいろ要求は多いのですが。

思い知ったことは、徹底的に減少した筋力を戻すのに相当の忍耐力、継続力が必要だということです。 持久力を付けるためエレベーターをなるべく使わず階段を昇降しますが、なかなか14階を上るのは決意が必要です。 毎度エントランスでエレベーターの前を通り過ぎ、決意して非常階段のドアを開けます。 もちろん筋トレメニューのどれに取り掛かるのも決意はいりますし、やった後の肉体的苦痛、筋肉痛はいつまでもなくなりません。

筋力増強は年齢に関係なくとも肉体疲労の回復は年齢とともに衰えるように思いました。 やり始めて逆に体重がわずかながら増加して、これはどうしたことかと悩みます。

60歳を過ぎての筋トレやダイエットの工夫が必要である事が判りました。 自重トレーニングに書いてあるセットメニューはそれなりの強度があり、たとえば腹筋なら30回を目標にしていましたが、25回で辛くなれば止める、その代り一日に二回やるとか、分散して隙間時間を活用することにしました。 それを記録します。

コーヒーを飲む前に腕立て伏せ、トイレに行く前に腹筋というような方法です。 回数を減らして分散しても累計で一定数をこなせば筋肉痛は起こるので効果があるようです。 ボディビルダーのような体は無理でも何とかスーツ姿が見苦しくない程度と思っています。

食事も工夫が必要で、大豆を食べるとか量を減らすとか、うんざりするようなメニューを継続しています。

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[価値観]

[生活]

働くことの意味

採用面接でなぜ応募したのか質問するとさまざまな答えが返ってきます。 社会貢献を果たしたい、やったことに感謝されたい、困った人を助けたいなどです。

ケアマネージャーと話をしていて、利用者のお一人が修験品をバザーに出店し、なにがしかのお金を稼いだことに対して大きな喜びを感じた話を伺いました。

介護を必要とする年代になれば積極的にお金を稼ぐというわけにはゆきません。
喜びの本質はどこにあるのか、お金そのものにあるのか、それともお金を稼いだこと=社会に価値をもたらし金銭で評価されたことかとおもいます。

自分の母親を見ていてそれなりに資産を持っていながら子供や孫にかすめ取られることは大してて苦にしておらず、その一方でお金を稼ぎたいばかりに株式投資などにお金をつぎ込み根損失を重ねていると自ら稼ぐことに大きな喜びがあるようです。

高齢者に限らず新卒の人も自らお金を稼ぐ=貢献を果たすことの意味を原点に戻って考えれば職業選択はもう少し整理できるでしょうし、私の母親のように誤った稼ぎ方から足が洗えるのではと思います。

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[他業界]

ドンキホーテへの誤解

このブログでも何度か紹介しましたが、当社は業態として小売業、そのためよその小売業に関心があり、よく見学に行きます。 何か買うこともあるのですが、何かを買う目的が無く、今まで気づかなかった自分にとって有益な商品はないか、見に行きます。

と思っていましたが、実際にはほかにも見学の目的があったようです。 それが自分でも気が付かなかったので、実際に気が付いた時は驚きでかつ新鮮です。

小売業は商品を仕入れて販売するわけですからどのような商品を仕入れるのか、その店のセンスやグレードになります。 百貨店で千円以下のジーンズを販売しないでしょうし、コーナンでベンツを扱うことはないでしょう。 それでも小売業で商品だけに着目すれば『おや!』と思うことはよくあります。

コーナンでペットの販売、コンビニで衣料品、特にカッターシャツ、ドンキホーテで生鮮食品や高級ブランドの時計や鞄、私は『おや!』と思ってしまいます。

次に気になるのが商品のディスプレー、一番わかりやすいと私が思うのは東急ハンズ、一番わかりにくいのはドンキホーテ、一番高いと思うのはデパート、ハルカスでウォーターマンのボールペンの替え芯を1本買うと800円、プレゼントされたそのボールペンは直後に書けなくなり、替え芯を買いに行ったのですが、ボールペンの替え芯、しかも初めからかすれるようなボールペンの替え芯が800円は割高感に満ちています。 しかしそれが低下なのでしょう、そもそもあまり売れないメーカーですから割高になるわけです。 しかし、デパートならあるだろうと思っていってやはり取り扱いがあり、それも高額、やっぱりデパート、と思ってしまいます。

要はデパートで扱う商品はどのようなものか解り、ほぼ売り場も解ります。 取扱商品の数は圧倒的に多く、見て回れば感心することもあろうかと思うのですが、私は感心することの少ない小売業です。

では何か無性に見に行きたい筆頭はといえばドンキホーテ、ドンキホーテの店舗には驚安のポスターが貼ってあるので、ディスカウントストアーのイメージがあります。 驚きの安さは何に対して安いかというと、いわゆるナショナルブラントで定価設定されていて、そのディスカウント率の大きい店と思っていました。

しかし、ドンキホーテではもちろんナショナルブランドのディスカウントを行っていて、近隣店より安いのですが、得体のしれないものが安いのです。 たとえば柿ピー、亀田製菓がナショナルブランドですが、聞いたこともないメーカーでむちゃくちゃやすい柿ピーが売られていました。 中国製でないことを確かめて購入したらおいしいのです。

このように有力メーカーの商品に比べて驚きの安さがあり、品質が見劣りしない、しかし半年後には店頭にない商品が数多くあります。 バッタものなのかもしれません。

ドンキホーテの創業者、安田隆夫著の『情熱商人』を読んでみてそのコンセプトが判りました。 氏はドンキホーテの競争相手はウォルマートでもコンビニでもない。 当社は『ワクワク・ドキドキ』感を提供している、だから究極のライバルはディズニーランドかもしれないといっておられます。 このコンセプトにすっかり嵌った私は週に一回はドンキホーテをのぞき、何か面白く安いものがあるか探し回っているのです。

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[会社運営]

[価値観]

時間管理

当社の管理職と就労時間、つまりは残業の多さについて話していました。 ある幹部職員の長時間就労が話題でした。 管理職なので本人が残業していても休日出勤していても残業代が支払われることはありません。 だから長時間勤務はどうなのか、という話ではなく、長時間すぎて健康を損なうのではないか、という心配からです。

本人には何度も何度も顔を合わせるたびにそのことを伝えますし、必要な打ち合わせも瞬時に終わらせるようにしています。

彼の仕事は無から何かを作り出すような仕事、薬局業界で大手以外では珍しい営業の仕事をしています。 初めの一年はなかなか成果が上がりませんでしたが、いろいろ工夫し、毎回違う形で大きな実績をあげるようになりました。 つまり人脈形成に1年かけて、広い人脈が相互作用で当社への貢献につながったわけですが、継続取引ではないので毎回違った切り口の商談を作り出すという離れ業をやっています。

広い人脈を維持するうえで毎晩の会食が時間外の仕事を増やしています。

一般の営業職もやはり残業時間が長く、残業短縮に向けて様々な取り組みを行っていますが、こちらは活動内容がある程度定型化できるので、効率化が可能だと思います。 此処での効率化はコミュニケーションスキルであったり、時間管理であったり、事務処理のIT化や分業など方法が見えていて、徐々に成果が表れています。

営業の効率化は、営業の管理職が仕事の進め方について本人スキルが高まるように指示することが多いと思います。 営業職が行うべき業務を分解して、その一部をこのようにしなさいということになるので、営業職でありながら定型作業の遂行に近くなってゆきます。 したがってやらされてる感が話題になったりします。

好き勝手にスケジュールを立て、自分の考えた方法で実績を上げ、実績がそのまま評価につながるわけですから一種自営業のやりがいがあります。

前出の薬局営業担当者は個人で動き、人間関係を築いてゆくわけですから自己研鑚というスキルアップになります。 ひたすら人間関係を築き続けるのが自己研鑚なのか、それとも落語など話術を磨くのかわかりませんが、当人は日々人脈つくりの結果、机の上には名刺の山が築かれています。

薬局営業担当の長時間就労の話題に区切りがついて、そう言えば他に長時間就労といえば私もですね、と言うとその管理職は笑いながら『経営者は別ですね』と返されました。 経営者も人間、しかし個別具体的ミッションより全体責任を果たすのが仕事の要になりますし、別に何もしなくても誰かに叱られるわけでもないので、オンとオフのけじめがつきにくい職種と言えるでしょう。

しかし経営者も人間、激務をこなす超人もいればゴルフのハンディがシングルと言う人もいます。 結果的にその会社が黒字であればゴルフのハンディがシングルでも問題はないのですが。

私の場合、比較的健康に恵まれているので超人とまでは言わないまでも体調を崩して休むことは何年もありません。 62歳の年齢を思えば恵まれています。 しかし仕事が若い時のようにできるかといえば年相応に老化しており、支障をきたさないために食べること、体を鍛えること、頭を鍛えること、ストレスを発散することにかなりの時間と労力を使っています。

若い営業の人たちもいろいろ工夫し、努力すれば残業も減るのにと思いつつ、薬局営業が自分なら彼ほどできないにしても同じように長時間就労になっていただろうと思います。

結果だけしか評価にならない仕事で、結果が出ない時や結果が見えにくい時の焦りは経験しないとわからないことです。 それに苦しんだものは常に何かをやり続けていなければ不安に耐えきれないのではないでしょうか。 その人に向かって、休んで遊びに行ってこいとはなかなか言えない話です。

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[生活]

小売店

私は小売店に行くのが好きです。 しかしショッピングはほとんどしません。 よく行くお店は、コーナン、ドンキホーテ、デパート(阿倍野ハルカス、なんば高島屋)、Q’sモール、リサイクルショップ、心斎橋のブラント店、業務スーパー、コンビニエンスストア、アウトレットモール、洋菓子店、和菓子店、バイクショップ、自転車屋などジャンルを問わず行きます。

不動産業者と話をしていて千日前通りを天王寺から浪速区に入ったところにあるローソンは大阪で一番販売額が多いそうです。 私がコンビニで買うものといえばコーヒーか弁当、菓子パンなど500円程度の買い物ですが、そのコンビニでは客単価が一万円を超えるお客さんがたくさんおられるそうです。

最近のコンビニでの買い物で生活のすべてをまかなうことはほぼできるかもしれません。 一般売薬の取扱店は少ないですが、衣類、食べ物、飲み物、歯ブラシ、髭剃り、さすがにエアコンなどの電気製品の取り扱いはありませんが、日常生活で必要なものはすべてそろうでしょう。

そのような生活を想像するするとおそらく陶器の食器や調理器具はなく、使い捨てのもの、紙のトレーやコップ、プラスチックのフォークにナイフ、書籍はなく雑誌があるかもしれません。 寝具はさすがにコンビニ以外で買うことになります。 家電としては洗濯機はコインランドリーで間に合いますし、エアコンは最近は部屋についているでしょう。 冷蔵庫は必要ないかもしれません。 その代り毎食分を買い出しに行くかカップめんや菓子パンを買い置きすることになります。 そうなると湯沸しが必要になるかもしれません。

これはシンプルな生活で、仕事がアルバイトであれば家賃と携帯代とコンビニの買い物で貯金は無理かもしれません。

その他の小売店の一つで生活をイメージできるのはデパートでしょう。 衣食住はコンビニよりバラエティに富んでいて、商品アイテム数は何倍もあるでしょう。 デパートが意外に不便なのは金融機関の現金払出機や宅急便の取り扱い、コピーサービス、一般売薬の販売がないことでしょうか。

知人にデパートで生活のほぼすべてを賄う人もいます。 デパート活用術を会得すると意外に便利で、夕方惣菜の値引き等を利用して節約を果たしておられます。

アウトレットモールは衣料品に偏重していて、生活感はありません。 そもそもアウトレットですから正規品に比べてお安いわけで、ファッショナブルな人が利用するより、衣料品の節約を目的とした小売店でしょう。

つぎにドンキホーテですが、もともとディスプレーに特徴があって有名になったお店です。 商品を積み上げられるだけ積み上げ、その中から欲しいものを探す商品陳列ですが、取扱商品も少し趣味性があると思います。 しかし放火事件が何度か起こってから消防署の始動が入ったのか、最近はずいぶん整然としたディスプレーになりました。

他所のお宅お邪魔したり、TVで居宅内の映像を見ていて、ドンキホーテをイメージしてしまう生活感を感じるときがあります。 家の中にモノがあふれ、壁にはポスターやカレンダーがつるされ、人形やちょっと便利なものが雑然とあるお宅などです。

私の母親は80歳代後半で、部屋がごみ屋敷化しています。 ほとんど外出しないのに服があふれ、冷蔵庫に食品があふれています。 何度か注意しましたが、一向に聞く耳をもちません。 こちらもイメージはドンキホーテですが、おいているものが衣類中心で、内容としてはやはりごみ屋敷です。

たまに行くバイクショップ、最近はスクーターがはやりですが、私の好きなネイキッドがたくさん置いてある店です。 最近ネイキッドにのるバイク乗りは減ったように思います。 スクーターの次はアメリカン、そしてオフロード車、ツアラー、カブのような実用車、そしてネイキッドでしょうか。 販売台数が少なくなって単価が上がり、小型車くらいの値段がするのに1万キロを走行していない中古が並んでいます。

バイクは衣食住に関係しないものですから、バイクショップに生活感は乏しいです。 しかし、転倒したキズの無いオフ車や初度登録から5年を経過して3千キロしか走行していないリッターバイク(排気量が1000ccを超えるもの)が並んでいるのを見ると、無理して買って殆ど乗らず、部品を変えてカスタマイズし、磨き上げたオーナーの生活感が透けて見えます。

たまにバイク走行のメッカと言われているところに行くと、道の駅などでは磨き上げられ、部品の変えられた高額バイクが並んでいて、バイク談義に花が咲いています。 バイクの色に合わせたレーシングウェアをまとい、ヘルメットも同系色にペイントされていて、コスプレの世界を思わせます。

小売店のカテゴリーだけ同じ価値観の人の集団がいて、価値観で人がつながっていると思います。 バイクのマフラーに30万円出す人は、カルティエで3万円のネクタイを買うだろうかと思います。 ものに対する価値観は千差万別、人の価値観に触れないように気を使いながら小売店回りを楽しんでいます。

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[経営]

戦略

人でも会社でもこうなりたい、こうあるべきという目標を掲げます。 その目標を達成するため、どのように達成するのかが戦略、その戦略達成の具体策が戦術であると思います。

目標は理想、戦略は理想に向かう方向、戦術はその方向を目指す道のりと言い換えることができます。

戦略について読んでいる書籍に『良い戦略に備わっている卓越した価値の第一は新たな強みを生み出すこと』とあります。

さらに良い戦略の第二の価値は『新たな強みを知り、弱点に気付くところから生まれる』と続きます。

当社は中小企業であるがゆえに目標として仕入れ交渉で不利とならない規模を達成することをあげています。 つまり会社を大きくすることを目標にしました。 単純な目標です。 そのために規模拡大を中心に据えた5ヶ年計画を立てました。 単純に売り上げ規模を5年で約3倍にするというもの、従業員は2倍、経常利益は3倍の目標としました。

この目標設定に沿って各事業部は戦略を立案しますが、そもそも小売業ですから売り上げを増やすには営業員を増加させることが基本戦略になります。 戦略に沿い、私が片手間に行っていた採用業務に選任を手当てしました。 採用を加速し、売上を増加させる、シンプルなことですが思った通り採用が進みません。 言い訳をすれば自民党政権に戻って景気が回復し、求人難になったことです。

しかし労働マーケットを観察すれば人材紹介の企業が業容を拡大しています。 一方でハローワークからの応募は激減しました。 つまり就職難でとりあえず就職した人が景気が良くなって雇用機会が増えたことから転職を考え、紹介会社に頼る構図です。

近畿の有効求人倍率が改善するに従い、紹介会社からの紹介が増えてゆきます。 そして今までハローワークから採用した人と紹介会社から採用した人の人質が異なります。

今までは必要に応じてハローワークに求人を出していて、有料紹介会社はコストが高いのであまり利用しなかったのですが、積極採用のためにほとんどの採用が有料紹介に依存するようになり、新たに採用した人が即戦力があったり、高い実績を上げることがわかりました。 同業で有料職業紹介を利用するところは少なく、当社の営業員の人質に他社との違いがあることがわかりました。

今までハローワークで採用した人はその後の離職も多い一方で有料紹介で採用した人の離職率は今のところ低いです。 その結果業績も上向いたことから、当社の新たな強みが人質にある事が実感されました。

当社の営業は制度ビジネスの中で同じ商材を近似する価格で販売するものですから、納品のスピードや商品選定能力など業務品質で差別化を図るものでしたが、この差は結局のところ社内インフラより営業員の資質による事を意識できたこと、つまりは強みをより明確に出来たことといえます。

採用面接で当社の営業として必要とする人材を面接側でより明確にし、それに即した質問がなされ、厳しく選別するようになりました。

さらに適正な人材の急増に対して教育訓練方法が今までのやり方では上手く行かないようになってきました。 今までの方法が悪いというわけではありませんが、採用コストが増加したので早く育てたい、今までは7割方育てばあとは実戦経験を積み、数年で一人前になるというものでしたが、今は研修期間でほぼ一人前に育ててゆく工夫をしています。 出来の良い人はすぐに一人前になって先輩の実績を追い越してゆき、その実績が全体の実績を引き上げます。 つまり多くの営業の伸び代が大きく、管理職が個々人の営業の限界と思っていたことが実は限界ではなかったことです。

人の成長は本人が向上心をもって努力して初めてなされますし、入社時は一般に一番向上心が高いと思われます。 この時期に高い目標設定に合わせた教育研修を実施すれば初期研修時の成果は大きく、その後の実戦でさらに成長に期待が持てます。

以上は何も解りにくいことに気付いたことではなく、すでに分かっていたことを再認識し、対応したことにあります。 目標設定や戦略立案により現場にストレスをかけると課題を突破するためいろいろ考え、今回のように基本やすでに分かっていることに戻って解決策を編み出そうとすることで予断は消えてゆきます。

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[生活]

孤独

今日は私の62歳の誕生日、よくも長生きしたものだと思います。 最近は仕事一筋で遊び友達は減り、仕事では権限委譲を進めたので幹部は自分の業務・職務範囲の責任を果たすべく、私の愚痴に耳身を傾けたり、世間話に付き合ってくれません。 当社のように従業員が100人を超えた程度の会社は微妙で、会社のトップが何をしているか見えにくくなります。

先日はある課長から営業の地域戦略について質問がありました。 『自分の権限外の事なのでコメントできない』というと『まさか?』と思ったようです。 小さなことでもトップがすべて判断すると思っていたようで、そのようなことを判断するのであれば部門長、店長、課長からから膨大な報告を受けねばならず、それは大変なことになります。

課長にしてみれば話は聞いてくれるがこんな人に何を話しても無駄と思ったことでしょう。 それだけ自分の負担を減らしてもトップにはやらねばならない事があり、それはそれでうまくやるのは大変なのですが、もちろんその課長に『こんなに大変なんだよ』と言っても始まりません。 それぞれの役割ですから仕方のないことで、課長は蚊の成績として自分の成果は目に見えますが、私の成果は見えにくいものです。 それを言っても愚痴になるだけ、自分の役割を果たす上で何日も考え抜いても視力の衰えた目で夜中まで本を読んでも誰も褒めず、労わらず、判断したことが誰かの不手際でうまく行かなくとも私の責任、『全く腹が立つ』と愚痴は尽きません。

今朝、ある職員から7時にお誕生日メッセージをいただき、自分のことを思ってくれる職員もいて涙が出ました。 以前にも自分の仕事ではないことで残業していて、わざわざお茶を届けてくれる人がいて涙か出たことがあります。 どうも自分は人の優しさに弱いのかと苦笑い、経営者の仕事もたまには良いこともあります。

うれしいこと、辛いことはそれを感じるのは心ですから、辛いことが続けば慣れてきて辛さが弱まり、うれしいことが続いても慣れてしまうものです。 うれしいと感じることがたまにやってくると心は大きくうれしいと感じるもので、涙が出るほどうれしいのは最近辛いことが多く、慣れ切っていたのかと反省しています。

つらいことのいくつかは自分で辛くないことに変えることができると考えるからです。 仕事であれば思い切った決断、結果責任を取らねばならないのでうまく行かない時はさらに辛くなりますが、うまく行けばうれしいことになります。 それが自分のつらさを回避することが目的なら上手くいこうがいこまいが、そもそも仕事としての判断ではなくなります。

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[習慣化]

目標管理

私は毎週やるべき項目を一覧表にしています。 読むべき本、新聞、このブログの更新、筋トレ項目、掃除、・・・。

なかなか実行できません。 それぞれの項目は行うのに一定の時間が必要ですが、全部足すとあとは寝る時間しか残りません。 つまりは隙間の何もしない時間がないほど盛りだくさんです。

それぞれの項目には目的があります。 筋トレや階段昇降、自転車走行など体力維持のための項目で、分散して行えば大した苦痛もなく行えるのですが、一気にこなそうとすると翌日は筋肉痛になります。

14階に住んでいるので階段昇降5回をこなすと70階の階段を昇降したことになりますがこれは次の日に筋肉痛が残ります。 分散して行うにはたとえば本を30ページ読めば1往復の階段昇降とか゛理想的でしょう。 しかしそう豆に次から次に行動を起こせません。

週刊計画は実際に行うべきものを書いていますが、それぞれの目標を設定してはと思いました。 腕立て伏せ10回を週に5回行い、最終的に連続20回出来るようになるとかです。 果たしてそれが項目達成の良い方法なのかわかりませんが、最近目標を書くようにしました。 緩いダイエットを健康上の理由から行っているので今月中に3㎏減量するとかです。

ドラッカー氏は目標管理について多くを語っていて、目標管理や計画から始めるのではなく時間管理から目標を管理することを推奨しています。

その時間は有限で、成果を上げるには無駄な時間を費やすことをやめる、つまりやらざることを決めてやらない、と言っています。 やるべきことを決めるのではないところが興味深く、残ったやるべき項目は時間をどれだけ使うか、それを記録することを進めています。 時間管理による目標管理です。

記録はリアルタイムに書く、これに従えばいつも時間管理手帳を持ち歩き、何か行えば1時間これこれの本を読んだとか手帳に記帳してゆくことになります。 しかしやはりやるべき項目とそのもととなるどうなりたいか、の目標を明確にすることはやはり必要になると思います。

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